![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/128427123/rectangle_large_type_2_0ad8cf73f78bd5a2bf4d32daca3e9a75.png?width=800)
No.3【試合分析】アーセナル対クリスタルパレス(23/24-第21節-1月20日)
試合の展望
プレミアリーグ第21節は、2週にわたって開催。
暫定4位のアーセナルは、ホームにクリスタルパレスを迎える。優勝戦線から置いていかれないために、このゲームは落とせない。
対するクリスタルパレスは、前節、ブレントフォードに勝利するも、ここ数試合内容も結果も総じて悪い。監督解任が囁かれる中、この試合で将来につながるような形を見せたい。
前半
アーセナル、クリスタルパレスのフォーメーションは以下の通り。
![](https://assets.st-note.com/img/1705906092097-zCY3lwveto.png?width=1200)
アーセナルは、左サイドにトロサールを起用。その他はいつも通りといったところか。対するクリスタルパレスは、ドゥクレ、オリーセ、アイェウが不在の中どう戦うか。
試合は、アーセナルペースで進む。アーセナルは、基本的に、相手によって戦い方を変えることは少なく、いつも通り。ビルドアップの特徴は、大方以下の通り。
・基本形は4231。ジンチェンコは中に入ることが多く、3223を構成する。その際、ガブリエウは、ジンチェンコが空けた左のスペースに少し入る。
・ライスは、CBの間に入らない。かといって、真ん中をずっとキープするわけでもなく、ボールサイドにボールを受けにサイドに寄る。その際、空いたスペースは、逆サイドバックや、IHが埋める。そうすることで、真ん中のパスコースを無くさないようにする。
・IHは、低い位置でのビルドアップの際、片方は落ちてくることがある、もう片方は中央付近をキープ。そうすることで、縦、斜めのパスコースを確保。他方で、ハーフライン以降で持つと、特にハヴァ―ツは左寄りで高い位置を取ってポケットへの飛び出し等を狙う。
・WGは、幅を取り高い位置。ビルドアップの位置が低いときは、下がって受けに来る。また、攻撃の形は左右でやや異なる。右は、状況に応じてホワイトが上がり、サカが中に入るシーンが見られるが、左は、ジンチェンコや寄ってきたハヴァ―ツが中を取る機会が多い。
対するクリスタルパレスは、バックラインにプレスをかけるが、中々、ボールが取れない。これは、以下の理由による。
ここから先は
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?