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劇場が先か配信が先かより重要なコト:そのコンテンツを観る観客にリーチする方法(Gruvi TAP)


映画業界では通常のeコマースのような顧客データを使用したマーケティングの実施が難しい業界と認識されてきました。個別の映画を宣伝するのは配給会社の仕事であり、映画のチケットが販売されるのはチケット会社や映画館。映画館の売り上げデータはもちろん収益分配のもとなので、配給会社にも概要は共有されますが、個々の購買者の情報(そもそも劇場で購入した場合などは詳細を把握できない、していない)を全て共有して、マーケティングをするということが根付いていない業界です。最近は、ここを突破すべく取り組みが徐々に進んでいますが。

この状況は日本だけでなく、世界各国共通です。Gruviでは2018年より、Creative Eupopeと共同で、ヨーロッパを中心に、映画館のサイトやチケット購買データの一部を収集し、映画オーディエンスのクラスターを作成するプロジェクトを進めています。収集できるデータにはばらつきがあるものの、より特定の映画を鑑賞(チケットを購入)する可能性の高いユーザーのクラスターなど、映画宣伝におけるリマーケティングに活用できるユーザーターゲットを導き出してきました。

通常の興味関心や属性のターゲティングより、やはり映画鑑賞ユーザーをターゲティングする方が獲得単価は安く押させることが可能で、ROAで見た場合、3倍程度の効果が確認されました。

現在、Gruviでは引き続き、このTAPプロジェクトの実証実験を実施しています。コロナ感染拡大防止の観点で映画館が閉鎖、徐々に再開をしておりますが、大型作品の公開延期、座席数を限定した映画館運営、配信の先行、そして、コロナにより、多くの経済活動、特にエンタメの今後在り方が、問われている中、映画のマーケティング活動も背中を押されるように動き出しています。

TAPで収集するデータの種類も今後、VODプラットフォームのデータや映画、コンテンツに限定しないエンタメやコマースデータとの連携も視野に入れ進めております。

TAPの簡単なイメージ

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日本でもTAPをご提供できるように、今後、準備を進めていく予定です。

映画宣伝のデジタルマーケティング技術とノウハウを蓄積しているGruviでは現在、劇場再開キャンペーンとして、無料コンサルティングを実施しております。

お問い合わせ先:

少しでも、ご興味を持っていただけましたら、上記お問い合わせまたは、このnoteにも是非、コメントを残してください。

コロナ、梅雨、熱中症と悩ましい季節ですが、皆さま、お体にはくれぐれも気をつけてください!


配信、劇場公開に限らず、映画を効果的に宣伝することに興味があれば、是非、お声がけください。