【地方公務員】集計はスピードが肝

 わたしはアラフォー地方公務員一般事務職。この4月に、5年間勤めたごみ処理施設の庶務から、高齢福祉関係の事務に異動となった。アラフォーといえど、島は40代後半の副参事兼係長、40代半ばの会計年度任用職員、そしてアラフォーにしていちばん歳下のわたし。という構成だ。

 主務は具体的には書けないが、他にも係の毎月・毎年の集計業務と予算決算、会議資料や議事録の作成などがある。

 集計業務は前任(めちゃくちゃExcel技術の高いアラサー女子)から引き継いだ書式を使っていたが、今日いつものように仕事をしていたら、午後、課長から「おんせんたまごさん、ちょっとお願いがあるんだけど…」と声をかけられた。

上司のイメージを形にすること。誰が見てもわかりやすい集計表をスピード感を持って作る

「毎月出してもらってる報告書あるでしょ?ここに、月ごとの遷移と、前年度比較を、できるだけ簡単にできるようなシートがほしいんだよね。できるかな?」

 正直、Excelのシートを一から作るのはあまり得意ではない。でも、ここは株を上げるチャンスだ、と思い、「できます!」と2つ返事をした。

 実は昨年度、わたしは大失敗をした。なので、今の上司はわたしに対してネガティブなイメージを持っているかもしれない。なのでそれを払拭すべく4月から粛々と、真面目に働いてきた。でも今日はチャンスだ。 

 参考になるような表のデータは何もない。頭の中で設計して、あとはひたすら表を書いて式を入れた。

 毎月の報告書(個人情報が含まれているので、事務用の端末には入っていない、システム専門の端末でピボットテーブルで集計したデータを転記している)のシートに新たな積み上げ表のシートを追加し、データはすべて毎月分を入力すればリンクし、自動で前年度のデータと比較し、減少していたら青色になるように設定し、必要データを月毎に縦で見ればその月のデータが見えるようにした。

 そして定時30分前。課長にできたシートを持っていき、ここはこの数字を入れました。ここは自動で入力されるようになっています。と説明をした。

 「こんな短時間でできたの!?」と驚く課長を前に、心の中でガッツポーズをした。そして、「ここまでのことがこんなに短時間でできるんだから、このデータがあれば、グラフにも加工できるね。また、お願いします。」とお言葉をいただいた。

 そもそも、締切のある仕事を抱えているのが嫌で、To Doを作って終わったら即手放すのをポリシーとしているが、今日はそのリストのひとつを棚に上げて取り組んだ。

 来年は必ず、A評価を取り戻してやる。

 そして、チャンスを与えてくれた上司にも感謝である。




 






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?