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マンネリを極める

新年早々、必ずやる作業がある。

新しい手帳を広げて、

前年のスケジュールをそっくりそのままトレースする。

何月何日に、何をやって、どうしていたのか。

・果物を使ったカクテルの開始日
・煮込み料理の入れ替え
・桜の季節のロゼワインの発注
・大掃除の準備
・税金の支払日(涙

などなど

それこそ、もう来年の年賀状の入稿日、年始のお屠蘇の作成日まで記入する。


忘れっぽい自分を見越しての、せめてもの防衛策だと思ってやってきたが、

だんだんそれがちょっとした「趣味」になってくるから不思議だ。

今ではこの作業なしには一年がどうにも立ち行かなくなっている。


以前、「その「サイクル」が売り物の店」という投稿でも触れたのだが、


ひょっとしたら、


これがうちの店の一番の「特異点」ではないか、


とすら思っている。


「そんな毎年同じで飽きない??」


なんて仰られるかもしれないが、


ご心配なく。


今年はさらに細分化して、


何時何分、何時何処で何をしているかまで克明に記載したいとすら思っている。


昔は年の初頭に抱負として、


「今年は新しい事にチャレンジする!!」


なんて、


威勢の良いことを言っていた時期もあったし、


それはそれで尊い事ではあると思うが、


もう、そろそろそのフェーズは過ぎた。


新しい事に挑むよりは、


普段やっている事を、より確実な物にしていきたいと思っている。


予定を立てる→行動する→精査する→さらに緻密な予定を立てる


これの繰り返し。


何月何日、何時何分、何時何処で何をして、どんな空気を吸っているのかまで。

(ちなみに今年は年賀状の近隣へのポスティングが終わった後、「AM9:30に、マクドナルドでマックシェイクストロベリー味を飲む」が追加された(笑。)



つまりは、


「マンネリの精度を上げる」


である。


「マンネリ」というと、とかくネガティブな表現に捉えられがちだが、


この現象のメリットは、


やる気、意欲、好奇心といったものに、一切頼る必要のないところだ。


自分が今日、今、この時間、何をしていなければならないか事前に決まっている。


それを遂行するのみ。


それが遂行できた時が、最も心地よい。


(まあ、それもこれも20年以上新しい事にチャレンジした結果、これにたどり着いた訳だが・・)


とにかく、


今年はこれで行こうと思っています。


と、決意した矢先の暮れに、


「あれ??この時期もう「三浦大根の沢庵」出してたはずですよね。」


上には上がいるもの(笑。


まだまだ精進いたします。


神保町へお越しの際は、是非お立ち寄りください。

もちろん、この「note」もスケジュールに入れました!!

本年も宜しくお願いします!!

お待ちしております。


Know U / Scott Orr
Other Songs
2021

(本文の最後に、お店でよくかける音楽を紹介しています。お家でお酒を飲まれる際に是非どうぞ。今度お店に聴きに来てくださいね。)

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