用意した言葉
さて、
ようやくというか、今更というか、3月13日をもって東京都の新型コロナウイルス感染対策の要請事項から、「会話の際のマスク着用」の要項が削除された。
これまでご協力頂いたお客様、誠に有難うございました。
今後とも、BAR ground line を宜しくお願い申し上げます。
実際のところ、お越しいただいたお客さんには本当に感謝しきりである。
税金で救済されている身分ゆえ、出来るだけ公の要請には従おうと決めていた。
中にはうちが独自でやっている感染対策だと誤解される方もいらっしゃって、
双方困惑するような時期もあったのだが、まあそれも過ぎたこと。
これから2度とあのような事が起こらないことを心から願っている。
それと同時に、
ああ、こうして徐々に元の世界へ戻っていくのだなあと、
辛い時期も長かった分、
それなりに、感慨をもって迎えている。
それはさておき、
緊急事態宣言(そんなのありましたね)中の、宣伝活動として始めたこの「note」の投稿も、ある意味ようやく役目を終えようとしているのかもしれない。
せっかく設けたアカウントなので、宣言が明けても、毎日というわけにはいかないが、月2回くらいの頻度で細々と続けてはおりました。
(お読みいただいている方々、誠に有難うございます。)
隔週とはいえ、才覚のない自分にとっては、それなりに負担ではあるので、できればどこかで終りにしたいと常々考えている。
「前みたいに毎日じゃないんだから、空いた時間に書き溜めしておけばいいじゃない。」
なんておっしゃる方もおられるが、
このアカウントの場合、季節のメニューの話や、時節の話題もそれなりに登場するので(そうでもしなければ、とてもじゃないがネタが続きません!! )、そうそう「書き溜め」というわけにもいかないのが実情である。(何か普遍的な「格言」でも書ければ良いのでしょうが・・・(笑。)
何度かやってみたことはあるのだが、いざ投稿する際になると、ひどく古ぼけた話に思えて、直前で書き直す羽目になる。(こうした場合、結局つまらない事しか書けない)
やはりこういった言葉って、内容そのものよりも、その時の勢いというか、タイミングが最も重要なのだとつくづく思う。
お店においてもそれは同じで、
お客さんと、とある映画の話をしていて、それを僕がまだ観ていなかったとする。
次回来た時は会話ができるように、予め観ておいて、後日そのお客さんが来た時に、待ってましたと言わんばかりに、用意しておいた感想などを捲し立てようものなら、そのお客さんにとっては、「へっ??」ってな感じである(笑。
もうすっかりそんな話は忘れていたり、そもそも今日映画の話をする気分でないことも多い。
やっぱり「旬」が命である。
こういった場合は、そういう言葉は懐奥に仕舞っておいて、何ヶ月後かにたまたまその話題が再び訪れた時に、「そういえば・・・」と、そっと引き出してやるのがいい。
そんなわけで、
隔週になったからといっても、結局直前で書くことが無くて、のたうち回ることに変わりはないのだが、
そんなやり方でよければ、
もう少し、お付き合いいただければと思う。
ああ、いっそ何も準備せず、ギリギリになってフリートーク的に書いた方が面白いのかなあ。
そんな度胸はないけれど。
神保町へお越しの際は、是非お立ち寄りください。
とりあえず、「5類」引き下げの5月8日までは頑張ります。
お待ちしております。
Cosmic Language / Calm
MUSIC CONCEPTION
2015
(本文の最後に、お店でよくかける音楽を紹介しています。お家でお酒を飲まれる際に是非どうぞ。今度お店に聴きに来てくださいね。)
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