【一日一問】心に浮かぶ『懐かしい景色』は何か?

みなさん、こんばんは。

Grounding Lifeの由香です。

今日の問いはこちら。

心に浮かぶ懐かしい景色は何か?

ふと思い出す父のこと

今日はコーチングセッションの後、少年野球の試合を応援していました。

気温も雰囲気も熱気満載の中、子供たちが夢中になって球を追う姿は、とてもまぶしく、胸を打つものがありました。

私自身は球技が苦手で、部活も陸上部だったのですが、ふと中学生最後の大会に、仕事を抜け出して父が応援に来てくれたことを思い出します。

あの時、父はどういう気持ちで私を見ていたのだろう。

私は陸上部で走り幅跳びを専門にしていました。ちょっとした自慢ですが(笑)当時は中学3年生女子で5メートル跳躍しており、そのまま記録が残せるなら全国大会に出場できるところにはいました。

夢中になって毎日練習していた私。最後の県大会の直前に、肉離れを起こしてしまいました。大会に無理して臨むも、記録になるような跳躍はできず、決まっていた高校の推薦も消えました。大きなケガでした。

私が、悔しそうに泣きながら跳躍している姿を見て、父は何を思ったのだろう。どんな気持ちで、また仕事に戻ったのだろう。

今、こうして、息子たちのスポーツを応援するようになって初めて、あの時の父の気持ちがわかるような気がしています。

その瞬間の景色

あの夏の最後の大会。

私はトラックにいて、幅跳びのレーンから父を見ました。

そして父は、応援スタンドの真ん中あたりから、私を見ていました。

その二人の姿を少し遠くの空から見るなら、なんというかほんの少し『切ない』空気の中にいたように感じます。

悔しい、でもがんばれ、精いっぱいやれ。でもこんなんじゃない、苦しい。

そんな二人の声にならない声が、行き交うような。

こうして私の陸上競技生活は終わりました。このケガでそこから3年間は右足が痛み続けました。推薦入学をやめて、普通受験をし、高校大学と進み、今ここに私がいます。間違いなく、一つのターニングポイントとなる夏でした。

今日の問い

今となっては、懐かしく、優しい思い出です。

私は間違いなく精一杯やっていたし、父もとても深い愛情を注いでくれていた。そこでの成果やタイトルは、今となっては何でもよいのです。

今日の問いはこちら。

心に浮かぶ『懐かしい景色』は何か?

皆さんにとって大切な景色。心がふっと柔らかくなるような景色はどんな景色ですか?


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