『いま、お金について知っておきたい6つの教え』を読んで


これまでのお金との向き合い方について


皆さんは今、お金に真剣に向き合っていますか?
本田健さんの『いま、お金について知っておきたい6つの教え』を読んで、私は「やばい、もっと真剣に向き合わなければ!」と。
毎年、毎回、今もまた、溜まったレシートの集計ができていません。一年分の集計を確定申告の前に慌てるパターンです。今度こそは誰かに依頼しなくては・・・。

これまでの経緯を振り返り


子どもの頃、我が家は決して裕福ではありませんでした。友達がピアノを習いに行く姿に憧れましたが、我が家は習い事ができるほどの余裕はありませんでした。大学に進学を希望しましたが不景気に突入し学費の支払いが厳しいと専門学校へ。専門学校ではコンビニでバイトをしながら、賞味期限切れの弁当をもらって帰る日々でした。
手に職をつけたいと思っても、実務経験がなく、国家試験を受けることができず、資格なしで就職しました。最初に就いたのは高齢者分野で、初任給は手取り月11万円でした。年休もなく、体調不良で休むと給料から引かれ、月9万円に。残業代はなく、監査前や制度変更時にはサービス残業が月100時間に及びました。26年間で退職するまで、サービス残業は続きました。懇親会や飲み会にも自費で参加し、姉妹でアパートの共同生活をしながら、それでも生活費が足りず、親にお金を借りることもありました。
資格を取っても給料は変わらず、交渉してようやく月1万円UP。昇給も年間2000円上がればいい方で据え置きや300円という時もありました。そんな中でも会社から必要とされるため4つの資格を取得しました。
最終的に26年間働いて、ようやく手当がついて月25万円、ボーナスは夏冬合わせて30万円に。振り返ると、なぜ転職しなかったのかと思います。職場環境は良かったのですが女性の職場でかなり揉まれました。

どう節約するかに必死

当時の私は『主婦の友』『レタスクラブ』などを読み、スーパーで食費を抑えるために必死で、自分のためにお金を使う余裕はありませんでした。お金は必死に貯めるものと思っていましたが、貯めるのが苦手で、給料天引きや生命保険の満期を待つなど、貯める方法を考えていました。お金を増やすことには頭が至らず、増やせる人は特別な人だと思っていました。

お金が増えたり減ったりすると不安

転職後は毎年パートの採用があるわけではなく、給料がなくなったらどうしようと心配になります。生命保険もいくつか入っていますが、将来のために重複して入っているかもしれません。どうも不安の先取りをしてしまう傾向にあります。

本当に大切にしたいのは?

心配や不安の思考回路が続いていますが、本当に大切にしたいのはお金ではなく、家族との時間や自分が笑顔で過ごせる時間です。お金に対するイメージを不足マインドから豊かさマインドへ変える必要があること、生きていく上でのワクワク楽しむ方法を見つけ、小さな成功体験を積み上げると決めました。
今からお金に真剣に向き合いをスタートします。

気づいたこと、これから

自分がお金と向き合えない理由として、不景気だったらから、会社が残業代を出さなかったから昇給しなかったからと書きながら、人のせいにしていることに気づきました。結局は自分の選択なのに、大学へ行きたいなら奨学金制度を利用すればよかった、給料が安いを思うなら他へ転職する方法もあったはずです。要は自分で選んだ結果で、私に必要だったのは、情報収集力、それから決断力と勇気。親のせいでもなく不景気のせいでも会社のせいでもない、自分が何をしたいかを考え、具体的に選択行動してこなかったことがお金に向き合ってない理由だと思えた瞬間、心が一瞬重たく感じました。しかしこれからは自分で考え決断し行動できると思えた瞬間、心が軽くなりました。
正社員で働いていた時より、現在のパートの方が手取りが多く年収がUPしました。さらに週末も祝日も休みが取れるようになり今では家族とゆっくりした時間を取り戻しつつある日々です。今思えば、なぜもっと早くこの選択をしなかったんだろうと不思議でならないのです。これからは私の人生を私が選んで豊かな時間を家族と過ごすと決めました。皆さんは何が大切かを見失わないでくださいね。


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