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お暇中に……(からっぽ男の憂鬱・2023/04/20)

しばしのお暇をして、体を治し中。

心の中が虚しくて、それを埋める作業をしなければ。
俺は高校が底辺校だったせいで、勉強ができない。
(この高校の演劇部での部活動で選んだので後悔はしていないが)
大学をこぼれ落ちた男なので、今から必死に猛勉強したい、努力をしたい、と、もうすぐ厄年ながら、そう思うのです。

落ちこぼれたのが文学部で、演劇専攻だったから、国内外の戯曲を読みまくるところから始めたい。
プラスして、古典現代問わず英米文学(ディケンズ・ウォー・フォークナー・ヴォネガット・アーヴィング)、それにドストエフスキー(トルストイはもう少し年を取ってから、と思ってる)にカフカ、ガルシア=マルケスにプルースト。
日本も、漱石・谷崎・ミシマくらいは通っておきたい。
とにかく本が読みたいのです。

映画だって見たい。
DVD・Blu-rayもたまり始めた。

本当は芝居も行きたいけど、これは金銭面と交通面で、先延ばし。
その代わり、コロナ禍において出来たお金で揃えた「ハヤカワ演劇文庫」一揃いがある。大好きなKERAさんも、大学時代から買い集めている松尾スズキ氏も、「井上ひさし全芝居」も待っている。

俺は小林信彦氏の『小説世界のロビンソン』と『日本の喜劇人』及び『世界の喜劇人』『映画に夢見て』に影響を受けている。
今年になってバルザックの『ラブイユーズ』が新訳で出た。この作品は『小説世界のロビンソン』の中でも大きく扱われ、かつ入手困難であり、バルザックを読むなら「ゴリオ爺さん」よりこっち、と紹介されていた小説だった。
イーヴリン・ウォーの「誉れの剣」三部作も、今年翻訳が完結し、「ポータブル・フォークナー」まで出た。

「物語の作り方」の作法の本も数冊ある。
映画シナリオ向けの本が多いが、根本の「物語」を、構造から学びたいとも思っている

今年は読みまくるしかないのだ。
頭を鍛えていくしかない。

そのためには体を治さないといけない。
頭を、心を治さないといけない。
統合失調症と本格的に闘わなければいけない。

これは今年、とにかくやらなければいけないことなのだ。
やり遂げたときに見える景色に向けて、学ぶしかない。
学んだ先が、スタート地点なのだから。


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