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【詩の翻訳】クリスマス前の夕べに/ヴィルヘルム・ローブジエン

クリスマス前の夕べに

日暮れの静かな霧けむる野原、
雪を通してきらめく孤独、
そして奇跡のような穏やかな
クリスマスの平和があたり一面に。

ただところどころに、風と消えつつ、
ざわめきが世界を渡ってゆき、
かすかな鐘の音が
静かな野原じゅうをさまよう。

そして騒がしい日に起きてくださった
すべての奇跡が君にご挨拶、
君の心は童謡を歌い、
君は敬虔で善良な気分になる。

そして君の眼差しは輝きに満ち、
とっくの昔に眠った人は目を覚ましている……
そうして君は静かな
奇跡のように穏やかな冬の夜を行く。

Wilhelm Lobsien: „Am Abend vor Weihnachten“, Hrsg. von Ernst Meyer-Hermann[u.a.], Deutsche Gedichte für die Hauptschule, Frankfurt a. M.: Diesterweg,1966, S.29

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