見出し画像

【詩の翻訳】雷雨のはじまり/クリスティアン・モルゲンシュテルン

雷雨のはじまり

最初の大きな一粒が落ちる
荒いふるいの目から落ちるように。
甲高くブリキの屋根がきしみ、
巌と通りはきらめき、雨を吸い込む。

音を立てながら木の葉とマットが水玉模様にされていく。
雨か、霰か?
そこで閃光が影を裂く——
そして雨が降ってきた。

Christian Morgenstern: „Gewitteranfang“, In: „Deutsche Gedichte für die Hauptschule”, Hrsg. von Ernst Meyer-Hermann[u.a.], Frankfurt a. M.: Diesterweg 1966, S. 20.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?