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【詩の翻訳】立坑での死/ゲリット・エンゲルケ

立坑での死

二百人の人々が立坑に落ちた。
母親たちは上の方で群れをなして押し合いへし合いしている。
 煙が立坑から上がる。

石炭の山は夜も下で燃え、
原始の太陽の火がほとばしる。
 煙が立坑から上がる。

救助隊が降りていき、
戻ってこなかった、彼らはずっと下にいる。
 煙が立坑から上がる。

燃え盛る大口が犠牲者を貪り——待ち構えている。
焼けた坑道は壁となって立ち塞がる。
 煙が立坑から上がる。


二百人が立坑に落ちてしまった。
母親たちは誰も乗っていない担架にすがって泣いている。
 煙が立坑から上がる。

Gerrit Engelke: „Der Tod im Schacht“, In: „Deutsche Gedichte für die Hauptschule”, Hrsg. von Ernst Meyer-Hermann[u.a.], Frankfurt a. M.: Diesterweg 1966, S.79.

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