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【詩の翻訳】幕間/フーゴ・バル

幕間

私は偉大な手品師ヴォヴェール。
百の炎の中を悠然と駆け抜ける。
いくつもの砂の祭壇を前に跪き、
私の衣装にはすみれ色の星がついている。
私の口からは時代が生まれ、
私は目と耳で人々を抱きしめる。

私は深淵から来た偽りの預言者、
太陽のいくつもの車輪の向こうに立っている。
海から、黒い喇叭に呼び覚まされて、
嘘の祈りという霞の中を飛んでゆく。
ティンパニを大きな音で打ち鳴らす。
滝の中の死体を守っている。

私は秘密の邪宗徒、
文字の王、すべてを喋り散らす者。
穏ヤカナヒステリーを私は歌った、
その放埒のあらゆる姿をとって。
一人の嘲笑家、一人の詩人、一人の作家として
私は言葉の危険な種子をまく。

Hugo Ball: Intermezzo. In: Gedichte des Expressionismus. Hrsg. von Dietrich Bode. Stuttgart: Philipp Reclam jun. 1991, S.203

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