![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/111915198/rectangle_large_type_2_cfdf77b2cd86131e9d3eeb6e2ad7a78d.jpg?width=800)
【詩の翻訳】夏の光景/フリードリヒ・ヘッベル
夏の光景
僕は夏に咲く最後のバラを見た、
それは、血が出てるんじゃないかってくらい、赤かった。
それで僕は通りすがりに震えながら言った、
生きてるときにそこまでいくのは死に近づきすぎている!
暑い昼間に少しの風もそよがず、
ただかすかに白い蝶が飛んでいった。
でもそのはばたきが空気をほとんど
動かさなかったとしても、空気はそれを感じ、過ぎ去った。
Friedrich Hebbel: Sommerbild. In: Deutsche Gedichte für die Hauptschule. Hrsg. von Ernst Meyer-Hermann[u.a.], Frankfurt a. M.: Diesterweg,1966, S. 20
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?