見出し画像

【詩の翻訳】新年に/エドゥアルト・メーリケ

新年に

ひそかに
小さな天使がそっと
ばら色の足で
大地に降りたつとき、
夜明けが近づいていた。

夜明けに歓声を上げよ、敬虔なる者たちよ、
神聖な歓迎を!
神聖な歓迎を、
心よ、ともに歓声を上げよ!

夜明けに動き始めるだろう、
月と太陽が
空の
青い天蓋で!
あなたよ、父よ、言葉を授け、
導き、転じさせたまえ!
主よ、あなたの諸手のうちに
始まりと終わりが、
すべてが存在するだろう。

Eduard Mörike: „Zum neuen Jahr“, Hrsg. von Ernst Meyer-Hermann[u.a.], Deutsche Gedichte für die Hauptschule, Frankfurt a. M.: Diesterweg,1966, S.35

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?