【詩の翻訳】早春/ヨーゼフ・ヴァインヘーバー
早春
山腹を黄金の微風がなぜる。
甘き静寂へ
祝祭めいて桜の茂みが咲きほこる。
森のはずれではノロジカが草をはむ。
割れ目や畑の溝に、
そしてきっと貧しい心の中にも、
まだ少し雪が残っている。
Josef Weinheber: Vorfrühling. In: Deutsche Gedichte für die Hauptschule. Hrsg. von Ernst Meyer-Hermann[u.a.], Frankfurt a. M.: Diesterweg,1966, S. 15
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