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【詩の翻訳】重量超過/ヨアヒム・リンゲルナッツ

重量超過

船が沈没したあとに
郵便物計量器が海底に沈んでいた。
一匹のクジラがそれを不安げに観察し、
それから長いこと嗅ぎまわり、
健康に悪いとみなして、
最大限の注意を払って体から空気を出し、
計量皿の上へと降りていき、
そして——下の方をちらっと見て——訝しげに眺めた。
計量器は百以上を指していた。

Joachim Ringelnatz: „Übergewicht“, In: „Deutsche Gedichte für die Hauptschule”, Hrsg. von Ernst Meyer-Hermann[u.a.], Frankfurt a. M.: Diesterweg 1966, S.85.

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