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【詩の翻訳】種蒔く人の辞/コンラート・フェルディナント・マイヤー

種蒔く人の辞

一歩の距離を測れ!一蒔きの量を測れ!
大地はまだまだ若い!
そこに死んで永遠の眠りについた穀粒が落ちている。
眠りは甘美だ。穀粒はそれを十分に感受している。

ここに一つ、土塊を割って出てきた穀粒がある。
穀粒はそれを十分に感受している。甘美なのは光だ。
そしてこの世界からこぼれ落ちるものは誰もおらず、
誰もが神の御心にかなうように死んでいくのだ。

Conrad Ferdinand Meyer: „Säerspruch“, In: „Deutsche Gedichte für die Hauptschule”, Hrsg. von Ernst Meyer-Hermann[u.a.], Frankfurt a. M.: Diesterweg 1966, S.76.

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