#オーストリア文学
【詩の翻訳】大きな積み荷/インゲボルク・バッハマン
大きな積み荷
夏という大きな積み荷が積み込まれ、
太陽の船はもう港に停泊している、
君の後ろでカモメが急降下し鳴くときには。
夏という大きな積み荷は積み込まれた。
太陽の船はもう港に停泊し、
船首像の唇の上に
幽霊の微笑みがあからさまに浮かぶ。
太陽の船はもう港に停泊している。
君の後ろでカモメが急降下し鳴くときに、
西から沈没の命令が来る。
だって君は目を開けて光の中で溺死するだろうから、
大きな積み荷
夏という大きな積み荷が積み込まれ、
太陽の船はもう港に停泊している、
君の後ろでカモメが急降下し鳴くときには。
夏という大きな積み荷は積み込まれた。
太陽の船はもう港に停泊し、
船首像の唇の上に
幽霊の微笑みがあからさまに浮かぶ。
太陽の船はもう港に停泊している。
君の後ろでカモメが急降下し鳴くときに、
西から沈没の命令が来る。
だって君は目を開けて光の中で溺死するだろうから、