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極上の女声コーラスに身を委ねる極私的プレイリスト

やっぱりひとの声ってのはいいですな。
私はあからさまに歌が下手なので、良い声でスムースに歌えるひとが羨ましい。
そんなひとたちが複数で奏でるコーラス・ワークも大好きです。
ちょっと疲れてぼーっとしている時など、私はこんな歌声に癒されています。
borrowed a picture drawn by Mksaunders. thank you.

Beautiful Chorus

♪ Goodnight Moon Child

ここ数年、聴く機会が多いのがこのフロリダを拠点とする女性4人組のコーラス・グループ。
よくぞ名乗ったり、その名の通り美しい合唱団。
楽器の音は最小限に、テクニックをひけらかすでもなくとことん優しく美しい。

♪ I Wanna Live

♪ In Love


シンプルでいて力強いリリックも魅力の一つです。
こちらはデンバー生まれのソウル・ディーヴァ、India.Arieさんを迎えて、オープン・ハートな自己認識を呼びかける曲。
♪ I Am featuring India.Arie


Trio Esperança

コレア3姉妹が1961年に結成した大ヴェテラン・ヴォーカル・グループ。
リオ・デ・ジャネイロとパリを拠点に、その活動歴は半世紀を超えているというのがスゴイ。
美しいア・カペラを提示し続けてくれるグループのひとつです。

♪ Garota de ipanema
この透明感はたまりません。
言わずと知れたTom Jobimさん作のこのボッサ・クラシックの、ベスト・アクトの一つではないでしょうか。


♪ Caminho da razao
Johann Sebastian Bachさん作曲の誰もが知るアリアのメロディに乗せて、理性による平和を説いています。


♪ Aquarela Do Brasil
ブラジルの第2の国歌とも称されるクラシカル・サンバもア・カペラで可憐に軽やかに聴かせてくれます。


Say She She

もうひと組、最近よく聴いているのが、3人の女性ヴォーカルを擁するこのバンドです。
R&Bやディスコ、サイケデリックなどを自在に取り込んで新しく提示してくれるセンスと共に、三人娘のドリーミーなコーラスも大きな魅力です。

♪ Prism
けして技巧的に歌い上げるわけではないのですが、オーガニックな曲調と相まって和みます。


♪ C'est Si Bon

グループ名はChicの"C'est Chic"のコーラス部から引用されたとか。
それを裏付けるような軽快なディスコ、はいいけれど、現代作とは思えない演出のMVはいったい…。


♪ Fortune Teller

こちらもレトロ感にあふれたMV。
フックのメロディも印象的な、ちょっとひと捻りしたラヴ・ソング。


♪ Don't You Dare Stop
かつての恋について、ビターな味わいで歌われるスロー・ナンバー。
ハイ・トーンがせつないです。


Jimetta Rose & The Voices of Creation

そしてこちらは昨年大きな話題となったモダン・ゴスペル・グループ。
混声クワイアですが、グループを主催するのはJimetta Roseさん、L.A.のアマチュアも含めたメンバーで構成されています。

♪ Let The Sunshine In

同じ西海岸のグループ、Sons and Daughters of Liteの1978年の名曲をカヴァー。
アフロ・ソウルの味わいもダイナミズムもさらにアップ・デイトされ、ピースフルな気持ちになれること請け合いです。

♪ How Good It Is

日常生活の中で感じる、音楽の持つ力をポジティヴに歌い上げるオリジナル・ナンバー。
ピアノ、オルガン、パーカッション、ハンド・クラップス、そして声が一体となって、落ち着いた曲調ながら高揚感に包まれます。


梅雨のムシムシですっきりしない毎日、せめて耳からだけでも爽やかな女声コーラスで風通しを良くしましょう!



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