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その声が、別の世界へ連れていってくれる。

いい声ってどんな声?

美声というのとも違うし、歌が上手ければいいってものでもないし。
もちろん受け取り手によっても感じるものはさまざまだし。

私自身がものすごい音痴なので、歌手の皆さんには尊敬の念をいだいているのですが、中でも個性的な声の持ち主には憧れます。

最近聴いている音楽から、「その声」があって好きになってしまった何曲かをピック・アップしましたので、一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。


♪ "On My Mind" by Baby Rose with BADBADNOTGOOD (2024)

今回、この曲を聴いて記事を作ろうと思ったんですよ。
ワシントンD.C.出身の新進シンガー、Baby Roseさん。
トロントの3人組、BADBADNOTGOODのプロデュースとバッキングがまた素晴らしく、スモーキーだけど艶のある声を支えます。
い〜い声だなぁ。


♪ "The Way That I Do" by Durand Jones & The Indications (2024)

彼らももうヴェテランの存在感ですね。
リード・シンガーのDurand Jonesさんはコーラスに回り、もうひとりのシンガー、Aaron Frazerさんのファルセットで聴かせるストレートなラヴ・ソング。
い〜い声だなぁ。


♪ "As If" by Bywater Call (2024)

このバンドもトロント出身の7人組。
ヴォーカルのMegan Parnellさんのソウルにあふれた声が、サザン/スワンプ・ロックの世界へと一気に連れ込んでくれます。
い〜い声だなぁ。


♪ "No One Noticed" by The Marías (2024)

現代最高のウィスパー・ヴォイス、María Zardoyaさんを擁するThe Maríasのニュー・アルバムから。
彼女の声で重ねたコーラスを聴いていると暑さも忘れます。
い〜い声だなぁ。


♪ "Mrs Moonlight" by Yellow Days (2024)

デビュー当時から大好き。
「ポップで歪んだブルーズ/ソウル」とも言うべき歌声と特異なセンスにハマってしまったら、もう耳から離れません。
今年のFUJI ROCK FESTIVALにもラインナップされています。
い〜い声だなぁ。


♪ "Stop This Flame" by Celeste (2020)

L.A.で生まれ、英国で活動するブリティッシュ・ソウルのディーヴァ。
ハスキーと一言では言い切れない力強くて張りのある声は、バラードでも豊かなニュアンスを聴かせてくれます。
い〜い声だなぁ。


♪ "Life Is but a Dream" by Tess Parks (2014)

往年のサイケデリック・フォークの雰囲気たっぷり。
あの頃のNicoさんとか、齢を重ねたMarianne Faithfullさんとかに通ずるものがあるような…
あ、この人もトロント出身だ!
い〜い声だなぁ。


♪ "Stronger" by Myles Sanko (2024)

ガーナ出身の苦労人、いい曲ばっかりのソウル・シンガー。
軽みもありながら深くて包容力にあふれた声の、強く優しく生きるための応援歌。
「私を強くしてくれてありがとう」という歌詞が響きます。
い〜い声だなぁ。


♪ "Didn't Cha Know" by Erykah Badu (2020)

最後はメジャーどころで締めましょう。
パーカッションとベースが作るラインに導かれるようなグルーヴ。
この曲でのエリカ様はコケティッシュな歌唱でカワイイですね。
い〜い声だなぁ。


top image : greye, Thank you for letting me borrow your wonderful work.



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