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このロゴデザイン「なんとなく、微妙」を失くすためにやっていること

おはようございます。松永です。

僕もまだまだですが、ロゴデザインをする際に自分が作ったデザインに対して

「なんとなく、微妙」

と思う経験が誰しもあるのではないかと思います。

僕自身もロゴデザインをしていて「なんとなく、微妙」という壁に当たります。

ただ、その「なんとなく、微妙」と思う経験は昔に比べてかなり減りました。

今日はなぜ、その経験が減ったのか、「なんとなく、微妙」を避けるためにどのようなことをしているのか書いてみたいと思います。


「なんとなく、微妙」となる原因は頭だけで考えてしまっていることにある

自分が作ったロゴに対してなんとなく微妙、、、となる原因は、手を動かさずに頭だけで考えてしまっていることにあると思います。

頭だけで考えるというのは、目で見えるようにしていないことです。

例えば以下のロゴデザインにおいて線の太さを頭の中で

「細くしたらどうなるだろうか?」

「太くしたらどうなるだろうか?」

なんとなく想像することができると思います。

そう「なんとなく」想像することができると思います。

2回繰り返しましたが、この「なんとなく」はとても精度が低いと思います。

頭がいい人はのぞいて、僕みたいに割とポンコツの場合は頭の中だけで「細い線」のものと「太い線」にしたものを「はっきりと」「明確に」思い浮かべることができません。

にも関わらず昔の僕は、ロゴデザインをする際に頭の中だけで想像して、比較検討するフリをしていました。

もちろん理由は、頭の中だけで想像して比較検討するフリをした方が圧倒的に時短になるからです。楽できるからです。

周り回って時短にならない

でも周り回って頭の中だけでロゴデザインを比較検討するフリは時短にならないと思います。以下が理由です。

「なんとなく、微妙」と自分で思っているロゴデザインはお客様に見抜かれるから

なんとなく微妙と自分でも気付いているロゴデザインは、お客様にも高い割合で微妙だと思われてしまいます。(駆け出しの時の経験上)

結果、やり直しや作り直しになる→やり直しや作り直しが繰り返されると信頼されなくなりエンドレス修正が始まる→時間が大量に溶けていく→にも関わらず満足してもらいにくい→そのお客様からリピートはない

ことになります。なので素直に時短とか考えずに本気でお客様にとって意味のあるロゴデザインとなるように、自分が納得いくものを提案した方がいいと思います。

もちろん時間には限度はありますが、どれだけ時間がかかっても自分が納得したものを提案することを僕自身も続けていたら、多くのお客様がリピートしてくださるようになりました。

圧倒的に試すことでより良いものに巡りやすくなる

そんなこんなで昔の僕は反省し、頭の中で想像して比較検討するフリを辞め、手を動かしてちゃんと目の前に見えるようにすることを徹底するようにしました。

以下のような感じで線の太さ1つとっても数十種類、イラレで作って比較するようにしています。

もちろん比較検討すべき部分は様々あるので、合計で少なくとも500個以上は検証を行うようにしています(下記画像は検証時の一部)。

確かに手を動かしまくる必要があるので時間はかかります。ただ、時間がかかっても自分が心から「納得できるロゴデザイン」をお客様に提案するようにした結果、ほぼ一発採用で修正とかもほとんどない状態になりました。

大量に手を動かして試すこと=大量に見えるようにすること=比較検討ができ、最適なデザインが見つけやすくなること

だと思います。

確かに時間はかかるので大変ですが、お客様に自信を持ってロゴデザインの提案ができるように、満足していただけるように、この大量に作っていく作業はこれからも続けていこうと思います。


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