失敗しないロゴデザインのヒアリング
今までロゴデザインのヒアリングを150件以上行ってきました。
駆け出しの時はヒアリングのやり方が悪く、失敗も沢山しました。その度に様々な講義や書籍などを読み漁りヒアリングを改善してきました。(ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと、プレゼン思考、WHYから始めよ、などなど)
当たり前のことですが、ヒアリングはめちゃくちゃ大切で、ヒアリングが失敗するとその後のロゴ制作が全てうまく行かなくなります。
今日は普段グリズリーデザインでロゴ制作をご依頼いただいた際に行っているヒアリングについてまとめてみようと思います。
ヒアリングで実際どういった項目を聞いているのかについても最後に添付します。
いきなり対面やZOOMでヒアリングは失敗する
お客様からご依頼いただいた→日程調整していきなり対面やZOOMでヒアリング
上記の流れでヒアリングを行ってしまうと、よっぽどヒアリングのプロフェッショナルじゃない限り失敗すると思います。
お客様も準備なく、いきなり対面やZOOMで色々聞かれると、あまり深く考えることができずにその場でなんとなく回答してしまう可能性があります。
その場でなんとなくしてしまった回答は後から変わる可能性も高いです。
そうなると作り直しが起き、納期も遅れてしまいますし、そこで追加料金などが発生してしまうとお客様も負担が増えてしまい
デザイナーとお客様どちらにとっても良くない結果になってしまいます。
そうならないためにも、対面やZOOMでヒアリングを行う前にお客様にしっかりと考えてもらう時間をとってもらう必要があると思います。
2段階でヒアリングするとうまくいく
一度お客様にもしっかりと考えていただくために、グリズリーデザインでは先にヒアリングシートを書いてもらうようにしています。
ヒアリングシートを書いてもらい、そのヒアリングシートを元にZOOMや対面で深掘りのヒアリングをしていきます。
以下の画像のようなStepでヒアリングを行っています。
僕たちも2段階でヒアリングを行うようにしてから、ヒアリングで失敗することがほぼなくなりました。
ヒアリングを2段階でやる理由をまとめると以下の3つにまとまるかと思います。
①お客様が打ち合わせ前にじっくり考えることができるから
対面やZOOMでヒアリングする前にヒアリングシートを書いていただく時間をとることで、お客様は打ち合わせ前にあらためて色々と考えることができます。
②事前に準備しておくことでお客様の時間を奪いにくくなるから
ヒアリングシートを事前に書いてもらい、それを元に事前に聞きたいことをまとめておけば、ヒアリング中に「うーん。。。」みたいな質問を考える時間も減り、打ち合わせが効率的になります。
③事前に聞きたいことをまとめることで聞き漏れが少なくなるから
事前に聞きたいことをまとめているので、限りなく聞き漏れが少なくなりますし、次にどんな質問をしたらいいか考えなくて良くなるので、お客様がお話しされていることに100%集中することができます。
お客様からどんな回答を引き出せばいいのか
ヒアリングを2段階でやれば失敗する可能性が減りますが、ヒアリングで聞く内容を間違ってしまうと、中身のないヒアリングになってしまいます。
グリズリーデザインではお客様の事業にとって「意味のある」ロゴデザインとなるように質問の仕方や内容をお客様毎に変えていますが
基本的には以下の質問を手を替え品を替えしています。
ヒアリングではこの質問に対する回答を集めていく感じです。
上記の質問をそのままするのではなく、具体的に言い換えたりしながら様々な角度で上記の質問を行い、お客様から回答を引き出します。
実際に僕がお客様に聞いていること
最後にどんなお客様に対しても基本的には聞いている基本の質問リストを添付しておきます。
ヒアリングシートでは下記のことを基本的に聞き、その上で、お客様に合わせた質問を事前に考えてZOOMや対面のヒアリングに臨んています。
ということで今日はヒアリングをどのように行っているのか書いてみました。
僕たちのヒアリングプロセスはもちろん完璧ではないと思うので、よりお客様から大切な情報を引き出せるようにブラッシュアップしていきたいと思います。
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