ロゴデザインのヒアリングで聞けばいいことは、大体この本に載っている
「ロゴデザインの提案がうまくいかない。」
「それって多分、ヒアリングがうまくいってないからだ。」
「その原因って、自分の質問力が足りないからだ。」
「質問力を上げるための勉強をしよう。」
もちろん質問力的な力を上げることはとても大切だと思います。でも質問力は多分ですが一朝一夕で身につく物ではないと思います。
ヒアリングがうまくいかない=質問力をつけないと解決しない
だと習得するまでに時間がかかりすぎて、中々ロゴデザインを仕事にできないと思います。
僕自身もロゴデザインを仕事にし始めたときは、ネットに落ちているような基本的な事柄しか聞けず、ヒアリング不足で、お客様の要望が掴めず提案が通らないことがありました。
でも実はロゴデザインのヒアリングで聞けばいいことは、結構いろんなところに「超具体的に」落ちています。
そういった所からヒントを拾えば、必ずしも質問力的な力を上げる必要はないと思います。
今日はロゴデザインのヒアリングで何を聞けばいいか「具体的に」教えてくれた、僕自身が一番助けられた本について書いてみたいと思います。
ロゴデザインの本に、具体的な質問内容は載っていないことが多い
ロゴデザインのヒアリングで何を聞けばいいのか書いてくれている本は実はロゴデザインの本ではありません。
ロゴデザインの本にはいわゆる基本的な事柄を聞いたヒアリングシートしか載っていないことが多いです。
屋号の由来、将来のビジョン、お客様にどういった印象を与えたいか・・・
といった基本的な事柄だけしか聞いてないと高い確率でお客様との間に齟齬が生まれてしまいます。
百戦錬磨のスーパーデザイナーさんであれば「1を聞いて10を知る」ことができるのかもしれませんが
僕含め普通のデザイナーが基本的なことしか聞かないと、上手く行かない可能性がぐんと上がると思います。
だからこそ、様々な角度で、手を替え品を替え、お客様に質問をしないといけません。
とはいえ、僕も今でこそヒアリングで悩むことはないですが、ロゴデザインを学び始めた時は「どんなことを質問して、どんな情報を引き出せば、良いロゴデザインとなるのだろうか」と超絶悩んでいました。自分の頭でその質問を捻り出そうと奮闘していました。
が、ブランディング系の本を沢山読み始めて、全くもって0から質問を考える必要はないということに気づきました。
ロゴデザインの本には、具体的にどういった質問をしていけば良いのかあまり書いてませんが、ブランディング系の本を読めば、沢山のヒントが落ちていました。
ヒアリングで何を聞けばいいのか「具体的に」教えてくれている本
今日はブランディング系の本の中でも、一番「具体的な」質問を掲載してくれている本を紹介したいと思います。
その本は
ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと
という本です。ブランディングっていう文言がタイトルに入っていないのですが、ブランディングの本です。
この本は僕がロゴデザインの仕事をさせていただく中で、圧倒的にお世話になっている本です。
この著書のどの部分にヒントが落ちているのか
もちろん一冊通して何周も読むことをお勧めしますが、まずはP146まで目を通してみるで問題ないと思います。
特にP105、P106、P109~P146は宝庫なみに「具体的な」質問が掲載されています。
このP105~146に載っていることを素直にお客様に聞くだけで、ロゴデザインのヒアリングで失敗することはかなり少なくなると思います。
たった1680円で超一流のクリエイティブ・ディレクターさんの長年の経験を元にした素晴らしい知識が得られるので本当にコスパがいいと思います。
お客様を好きになって興味を持てば自然と質問は思い浮かぶ
「ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと」である程度、どんな質問をしたらいいか押さえたら、正直あとは1つしかすることはないと思います。
それは
「とにかくお客様を好きになって興味を持つ」
ことです。
お客様を好きになって興味を持てば、質問は自然と思い浮かびますし、お客様の事業にも興味を持てるようになります。
上手い言い回しや、上手い引き出し方がなくても、究極、お客様の力になりたいと本気で思えれば、おそらくその本気はお客様に伝わり、ロゴデザインを起点にお客様を本当の意味で助けることのできる存在になれると考えています。
少し最後は脱線しましたが昔の僕のようにロゴデザインのヒアリングの部分に課題があるなという方は
「ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと」
を手に取ってみることを強くお勧めします。
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