プラントベースは本当に健康に良いの？

こんにちは、Grino編集部です！

ここ最近気温の変化が激しく、暖かくなったかと思えばまだまだ寒いもありますよね。体調を崩しやすい季節かなと思います。
プラントベースはよく「健康に良い」や「ダイエットになる」と聞くことがありますが、実際のところはどうなのか、気になりませんか？
プラントベースとは、果物や果実、豆類、雑穀類、ナッツや種などの植物性の材料で作られた自然食品、またはそれらを中心とした食生活のことです。パッと聞いた感じだと確かに健康そうな雰囲気がありますよね。

今回はプラントベースを取り入れるとどういう効果があるのか、メリットだけではなくデメリットも含め具体的に説明していこうと思います！
もしかするとこの体調を崩しやすい季節を乗り越えるヒントがプラントベースに隠されているかもしれません。

（プラントベースの考え方については詳しくはこちらをご覧ください！↓）

加工食品を最低限におさえた食生活

「健康に良い」と言われるのは理由はここから来ています。
加工食品には塩分、糖分、脂質などがたっぷり含まれており、これらを多く含んだ高度に加工された食品を摂取すると、生活習慣病などの健康問題との関連が指摘されたり、老化を早める可能性があるとまで言われています。

ですが、この加工を最低限におさえた植物性の食生活＝プラントベースを続けると、心臓病や2型糖尿病、高血圧、一部のがん、肥満といった病気のリスク低下が見込めます。

食物繊維

プラントベースにすると、野菜や果物に含まれるたくさんの食物繊維を摂取することができます。クッキー、ヨーグルト、炭酸飲料などのような加工食品に添加されている食物繊維と比べると、天然の野菜や果物から得られる食物繊維の方が満腹感を与える効果が高いそうです。

しかし、食物繊維をたくさん取ることは消化器や循環器の健康にすごく良い反面、腸内細菌が食物繊維を消化するときにの副産物としてガスを発生させることがあります。ガスが大量に発生してしまうことで腹部の膨満感を感じ、おなかが張って消化器官に問題が発生することもあります。むやみやたらな摂取は良くありませんね。

ダイエット

肉や魚に比べ、摂取カロリーは確実に減少します。結果ダイエット効果を感じやすいというメリットがあります。
一方、デメリットとして、バランスの取れた活力をもたらすための主要栄養素やカロリーが足りていない可能性が出てくる可能性があります。もし心理的または肉体的なパフォーマンスが落ちていたり、体力や筋肉が徐々に失われてきたり、疲労を感じやすいようであれば、もっとたくさん食べる必要があるかもしれません。

ビタミンB12

ビタミンB12とは非常に大切な栄養素で、疲労や体力低下を引き起こす貧血の予防にも役立つ効果があったり、不妊につながったり、神経の機能を正常に保つはたらきなどがあります。
天然のビタミンB12は肉類に多く含まれているため、動物性の肉の摂取量が少ないとビタミンB12不足になることがあります。
そのためプラントベースを行っている人や完全菜食の人は、シリアル、栄養酵母などのビタミンB12強化食品を食べたり、サプリメントで補うことが必要です。その他にも、完全菜食の人はヨウ素、必須脂肪酸、ビタミンDなどどうしても不足してしまう栄養素が出てきてしまうため注意をしなければなりません。

たんぱく質は毎食取るべき

動物性タンパク質の摂取を避けることから、十分なたんぱく質が取れるのかが心配されることがあります。確かに肉・魚・卵・乳製品などに含まれるタンパク質は摂取できませんが、野菜、豆類、穀物、ナッツ、シードなどから食材を幅広く取り入れることができます。
動物性食品を摂らなくても、また特別な加工品を取り入れなくても十分な植物性のをタンパク質を簡単に摂取することができます。
プラントベースをしながら必要量のたんぱく質をきちんと取るためには、この辺りのたんぱく質の豊富な食品を意識してメニューに加えることが重要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか？
今注目を集めているからといって無闇に始めるのではなく、いい点も悪い点もどちらも知った上で、日常的に寄り添ったライフスタイルとして楽しみながら取り組むことが大切なのかなと思っています。
プラントベースにはいい点も悪い点もどちらもあるというご紹介でした。なにかの参考になればうれしいです！

参考
理想の暮らし・理想の空間を考えるメディア risona
NIKE
厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』eJIM