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アメリカン・エキスプレス.リーバイスから学ぶ商売の原点 

1850年3月にアメリカン・エキスプレスは、ニューヨーク州バッファロー
で産声を上げたクレジットカード、旅行小切手、旅行代理店 証券業、投資顧問業など、旅行関連および総合金融サービス業務を展開するグローバル企業である。
アメリカン・エキスプレスは、1848年にカルフォルニアで金鉱が発見されて
金鉱を採掘して成功したビジネスではなく、金脈採掘にて集まった人達にビジネスを展開して成功した企業である。そんなアメリカン・エキスプレスのストロングポイントは駅馬車(エキスプレス)急行便であった。

【駅馬車(エキスプレス)急行便 ストロングポイント】
・輸送スピード
・人
・荷物(金融関係書類・小包・小荷物)
・通信

【なぜアメリカン・エキスプレスの駅馬車が人気になったか】
輸送スピードとともに、預かった荷物に対しての責任の負い方が他社とは違う。紛失や品物の損傷に対し、急行便はその責任を明確にし的確な対応策を取った。その対応の素早さも人々を満足させるものだった。それが、ますます人々から急行便について信頼感を得ることになり、商売が拡大の一途をたどった理由といえる。

今日では「急行列車」の意味に使われる「エキスプレス」とはそもそも駅馬車による急行便のことであり、それは今でいう宅配便と同様な役割を果たしていた。当時は、自動車という便利な交通手段はなく、鉄道も未発達の時代だから、お客の大切な荷物は道なき道を行くカウボーイ姿の馬の乗り手(ポニーエキスプレス)や駅馬車によって運ばれていた。
多くの人々は駅馬車を頼りにした。その駅馬車こそ、「エキスプレス」と呼ばれる急行便だった。
もちろん、駅馬車よりスピードに勝るのは単独馬で疾走する便だった。これは「ポニーエキスプレス」の愛称がつけられていた。
アメリカン・エキスプレスは、商売、ビジネスの基本といえる、「誠意」「誠実」「信頼」といった姿勢と「顧客への最高のサービスを提供する」という一貫したビジョン、経営哲学が時代を超えて守られてきた。
この概念がアメリカン・エキスプレスを成功に導き、今に至る。
ブランドというのは顧客の信用から出来、企業にとってブランド価値は非常に大事なのではないかと考える。

【アメリカン・エキスプレスの強み】
【機関車】
※19世紀の後半にアメリカン・エキスプレスが走らせた特別仕立ての    
 急行列車、顧客の荷物が、同じ路線を走る旅客列車より先に目的地に
 到着した。

【リーバイ・ストラウス社】
ジーンズで知られるリーバイ・ストラウス社。
リーバイスはドイツから移民としてやってきたリーバイ・ストラウスがカリフォルニアで金鉱探しがはじまった頃、丈夫で長持ちする衣服がないかという需要に応えて、1953年にカリフォルニアで誕生した会社である。
当時ジーンズは採掘者から大好評。後にアメリカ中西部のカウボーイの間でも流行りだし、今ではファッションアイテムとなる。
ちなみにデニム、ジーンズ、ジーパンの違いは

【デニム ジーンズ ジーパンの違い】
・デニム=生地
・ジーンズ=パンツ
・ジーパン=パンツの和製英語

ゴールドラッシュで成功したのは採掘者ではない。本当に成功したのは
商人やインフラを作り上げて人々の役にたった人達が成功してる。
いつの時代も人の役に立つことが大事だと理解した。

国内企業から学べること ソニー編
【「ソニー」強さの秘密】
① 創業時に具体的なアイデアなしに設立されている
② カリスマ的指導者は必要としない
③ 単なる金儲けを超えた基本的価値観が基本理念としてある
④ 基本的価値観に「正解」と言える決まったものはない
⑤ 基本理念が信仰に近いほどの情熱をもって維持されている
⑥ 社運を賭けた大胆な目標に挑戦する
⑦ 企業の基本理念に合わない人材は離脱する
⑧ 最善の策も、試行錯誤や偶然によって生まれたものが多い
⑨ 社外の人材を経営者として雇用していない
⑩ 最終目標の達成ではなく、自らに勝つことを第一に考えている
⑪ 矛盾した2つのことに遭遇した時、orではなくANDで対処する
⑫ 先見の明よりも、基本理念を活かすための手段の模索が中心

本日はお読み頂きありがとうございます。

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