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SDGs : 亀田製菓株式会社×株式会社ペーパルによる、お米が名刺に生まれ変わるアップサイクルプロジェクト『Re Kameda』始動

亀田製菓が、米菓の製造過程で発生する副産物の再利用促進と食べられなくなったお米を活用し、老舗紙屋のペーパルが2024年2月に開発した「kome-kami 浮世絵ホワイト」の表面塗工技術を使ったアップサイクル『Re Kameda』を立ち上げた。今回その第1弾のプロジェクトとしてお米の形をした「おこめ名刺」を展開。2024年5月下旬より導入がスタートした。


「おこめ名刺」の裏面には、Rice Innovation Companyを目指す亀田製菓グループのスローガンである「NICE! RICE!」のロゴを大きく記載。

■亀田製菓×ペーパルの協業開発「KOME GROSS」

江戸時代には浮世絵の発色を良くするために「紙」に「米」が使われていた。今回、この文化に着想を得て、亀田製菓と老舗紙屋であるペーパルの協業開発により新たな紙素材が誕生。
通常、紙の表面には強度と発色を向上させるために薬品が塗られているが、ペーパルが2024年2月に開発した「kome-kami 浮世絵ホワイト」は、紙の表面に塗る薬品の一部をお米に代替した紙になる。
今回、この部分に米菓の製作過程で出る副産物を活用することで、鮮やかな発色とキラメキのある新たな紙素材を生み出した。

その結果、1ロット(6トン)製造時のCO2排出量を約104kg(杉の木約12本分が1年間に吸収する量)削減させることができたという。

■ベースとなる「kome-kami」とは?

「kome-kami」(コメカミ)は、株式会社ペーパルが2021年2月に開発した、廃棄されるお米を活用してつくった紙素材。有償廃棄される災害用備蓄食品のお米や、食べられないお米をパルプに配合している。原料にただお米を混ぜるのではなく、お米の力を引き出し機能性を持たせることで、化学薬品の代替原料として活用し、環境負荷低減とCO2削減を実現した。

さらに、アップサイクルで生まれた価値をフードバンクに還元し、必要としている方に食品を届ける活動を応援している。「CO2とフードロスを削減し、困りごとを抱える方をサポート」する新たな循環を広げる。それが「kome-kami」になる。

■「kome-kami 浮世絵ホワイト」とは?

kome-kami 浮世絵ホワイトで作成したパッケージ。印刷面には、鮮やかな発色とキラメキが出る。

通常、紙の表面には、強度と発色を向上させるために薬品が塗られているいが、今回の「kome-kami 浮世絵ホワイト」は、亀田製菓という異業種タッグで紙の表面に塗る薬品の一部をお米に代替することに成功した。
このお米を使った塗工液「コメグロス」を表面に施した新たな紙素材は、印刷面に鮮やかな発色とキラメキが出るのが特徴になる。

「kome-kami 浮世絵ホワイト」の4つの特徴

  1. 浮世絵の伝統を受け継ぎ、現代の印刷や加工に合った形で再発明した紙素材

  2. 風合いのある表面なのに、印刷面の鮮やかな発色とキラメキを実現

  3. 紙の内部と、紙の表面に塗る薬品の一部にお米を使い、資源循環とCO2削減に貢献

  4. 売り上げの1%をフードバンクに寄付し、「CO2とフードロスを削減し、困りごとを抱える方をサポートする」ことが目標

亀田製菓グループのメッセージ

お米の恵みを美味しさ・健康・感動という価値に磨き上げ健やかなライフスタイルに貢献する企業グループとして、Rice Innnovation Companyの実現を通じて持続可能な社会に貢献していきます。これからも、『Re Kameda』の取り組みを通じて、アップサイクルの輪を広げてまいります。

※こちらの掲載内容は、亀田製菓株式会社のプレスリリースをもとに編集掲載しています。掲載している内容に関するお問い合わせは、亀田製菓株式会社、株式会社ペーパルまで直接ご連絡ください。

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