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"JAPAN EXPO 2024"に出展してきた!(2/3:イベント開催)

2024年7月11日(木)~14日(日)にフランスPARISで行われた世界最大級のジャパンフェスティバル(日本文化の総合博覧会)「JAPAN EXPO 2024」に出展してきました!

徳島でのんびりと活動していた自分が、突然フランスに出展する事になったいきさつや海外出展を通して感じたこと等を、次回出展するときに振り返れるよう、また今後出展を考えている方へのささやかな参考になるようまとめてみたいと思います!

この記事では、イベント開催中の事についてまとめてみました。

出展を決めフランスに行く事になるまでの話はこちらから。

出国時に出会ったフランスでの仲間たち

2024年7月7日(日)は私の誕生日かつグレーテルの庭10周年の記念の日。
そんな個人的に特別な日にフランスに向けて徳島を出発することになりました!

今回は、2022年に既にJAPAN EXPO に出展されていた徳島の作家tagudollさんが一緒だったので本当に心強い出国になりました。出国までも定期的に連絡をくれたり自分の状況を案じて下さりありがとうございました!

17時発の関空リムジンバスに乗りいざ関空へ。
2時間半くらいで空港に着いた後、
晩御飯を食べその日は関空内のホテルに宿泊しました。

翌朝7月8日(月)、午前中に国際線のフロアへ行き搭乗手続き。

いよいよ出国か…
エアフランス航空の飛行機
搭乗までしばし待つ

そこで今回の渡仏で非常にお世話になることになる2人の作家さんと出会いました。

お1人はtagudollさん(以下taguさん)と待ち合わせをしていた現代HYBRID書道家の藤林聚香さん(以下八恵美さん)。八恵美さんはtaguさんと同じく以前にJAPAN EXPO に出展経験がおありの方。

もう1人は私と一緒で初出展のレジン作家RaluMotherラル・マザーさん(以下ラルさん)。こちらもtaguさんのお知り合い。

基本フランスではこの4人で行動することが多く、おかげでとても心強く楽しい素敵なフランス旅になりました!

taguさんの出展ブース。可愛いお人形でいっぱい!
八恵美さんの出展ブース。ステージでパフォーマンスもされてました!
ラルさんの出展ブース。キラキラ可愛い作品がいっぱい!

余談ですが、今回ものすごい引き寄せが各所で起こっていて「たまたま」声をかけた相手が繋がっている人なんて事がたくさんありました。

例えば、搭乗の列に並んでいたtaguさんの1人前の人がたまたまSNSで繋がっていたラルさんで、そのラルさんはたまたま八恵美さんとホテルが同室。(そんなことある?)
私が14時間のフライトにじっとしていられず機内のスナックコーナーに言って言語不自由になっていたのを助けてくれたのが、たまたま私の作品を数日前に購入してくれていたSNSのフォロワーさん…などなど。

他の作家さんでもちょいちょいそんな話を聞いて、なんだか世の中上手く回してくれてるんだな~と妙な安心感を抱きました^^

フランス入国

美味しい機内食を食べたり映画もいくつか見たりして、14時間後ようやくフランスへ入国。フランスは百夜のため到着した19時過ぎでもなかなかの明るさ。気分があがります。

夜の19時とは思えない青空

時差のため到着したのは7月8日(月)の夜。この日は何もせず就寝。
翌日7月9日(火)は終日フリーの観光日。(別記事で書くけど楽しかった)

7月10日(水)が丸1日搬入日になっていて、イベントは7月11日(木)からの4日間行われます。丸1日搬入に使えるなんてさすが世界規模のイベント。企業ブースは本当に1日がかりの設営になるのかな。見てみたかったな。

イベント開催!

前日搬入
私は会場までツアーのバスを利用して行くことにしていたので
12時~17時の5時間ほどが搬入時間になりました。

出展者に向けたオリエンテーション
まだ何もないブース(サイズ:レギュラー)

この日はフランス在住中最も落ち込んだ日です。

というのも、普段2×2mのブースでディスプレイするのに2時間くらいあれば何とかなる方なんですが、なんと3×1mの背面付きディスプレイが5時間あっても思ったように完成しなかったんです。5時間ですよ!?(家で事前にディスプレイ確認していたにもかかわらず!寝てたの!?)

前日搬入の限界 己の限界

一番の原因は、背面のディスプレイだったかと。

ポップを背面パーテーションにワイヤーで吊るす予定だったんですが、実は家では実際にやってみてはなかったんです。初めてのワイヤー作業が思った以上に難航し、想像通りに出来ない&ワイヤー絡まる&時間だけがどんどん過ぎていくで散々でした。

他にも布や麻紐でああしようこうしよう、と頭で想像だけしていたディスプレイは対外苦戦したように思います。やはり事前準備はしっかりしないといけませんね!

結構な落ち込みっぷりを立て直せず、周りに心配をかけてしまってさらに反省。メンタル~!メンタルも鍛えます!

1日目
いよいよイベント開始です!イベントは9~18時までの開催。しかし、ホテルからのバスは9時には到着しません。オープン前には着いておこうって感じで動いてはないし、参加者が遅れててバスが出発できないなんとこともあり、大体15分過ぎには着くって感じでした。

入場パスを確認する出展者の列

イベントを終えた後だと、お客様も午前中はゆっくりとしているので9時過ぎ着でも問題はなかったな~と思えました。私のブースが忙しくなるのは平均的に11時前後でしたし。

ただ、初日はそんなことわかるわけもなく。

前日に搬入が終わってないため準備しながら通訳さんと打ち合わせをしなくてはならず焦り、さらにオープンしてから2時間動きがないことにショックを受けて、日本で接客するのと同じようには上手く出来ないし「何でフランスになんか来てしまったんだ…」と暗い気持ちでお昼ご飯食べました(笑)

けど、昼からお客様に購入していただく事も増えて慌ただしくなってきたこともあり、初日を終える頃には滅入っていた気持ちもすっかり元に戻りました。感情が忙しいなあ。

ちなみに、2024年はWABI SABIのテーマが「藍」だったので、会場には涼しげな青の装飾が施されていました。

ステージも青
初日完成後のブース
フランスでも人気のバンスクリップ
紫陽花シャイニーの新作も人気!
こちらはシルバー
フランスでも紫陽花の魅力を伝えられたかな

落ち込む事もありましたが
後半は楽しい事も増えて
2日目に向けてああしようこうしよう
という前向きな気持ちで初日を終えました。

実は私だけではなく、2日目を終えた何人かの出展者さんが「初日の緊張感やしんどさと比べると2日目は全然楽!」と仰っていました。みんな初日は多かれ少なかれ気疲れしてたんだな。

2日目、3日目
初日を終えてなんとなく感じが分かってきたので、大きな問題もなく過ぎていった感じです。ブースも完成しましたしね^^;

完成したブースで通訳さんと
大変お世話になりました!

会場内のWi-Fi環境は、使っていないと勝手に切れているのが気になったくらいで概ね良好、持ってきていたポケットWi-Fiは何故かInstagramしか使えないという謎の状態だったので翻訳アプリが会場のWi-Fiで使えたのは非常に助かりました。(通訳の方がお昼休憩で1時間ほどブースから離れるので、その間はアプリを使ってお客様とお話ししてた感じです)

英語でコスプレイヤーの方に写真撮ってもいいかと声をかける心の余裕も出来たし、相変わらずちょこちょこブースの手直しをしたりしながら接客していると、あっと言う間にイベント終了時間が来るって感じの2日間でした。

4日目

4日目のブースの様子

4日目は壁に追加でポップを貼ったり、机の上の物もあっちこっち移動させたり初日とはだいぶ変わってました。

最終日は撤収があるため、16時から少しずつ片づけることに。
会場からのバスは18時半か19時半発から選べたので、遅い方を選択。

やはり18時半発には間に合わないスピードでしたが、19半時発なら16時半から片づけるのでも間に合った感じでした。(通訳の方が撤収作業手伝ってくれたので)

あと、ちょっと早く片づけたら他の企業ブースを見て回れるかな~とか考えてましたが、実際撤収完了すると大きなトランクや手荷物がある状態だったので、これをズルズル引きずりながら大きな会場を回るのは到底無理だと思いました。(昼休憩中に散策しておいて本当に良かった)

他は2、3日目と大きく変わることはなく。今年の最終日はフランスの独立記念日と被っていて大勢の来場者が見込める日だったようで、人の数や熱気がちょっとだけ違っていたように思います。

ちなみにブース番号配布用に作っていた名刺サイズのカードは、7種類の植物を合計約90枚くらい用意していましたが、紫陽花→桜→バラ…と人気のカードから順に減っていき最終日にはキレイに無くなりました!

隣のブースの方は500枚くらい持って行って全部配布したそうですよ!
素晴らしすぎる…!!次は自分ももう少し自分からも配っていきたいです。

入場の際につけられるバンド(最終日はピンク!)

4日間お疲れさまでした!

帰国

イベント最終日の夜は、寝ずの(寝たが)トランクへのパッキング作業。

BGMに独立記念でお祭り騒ぎのライブ映像を流し、オリンピックの聖火を運ぶおじさんをぼんやり眺めながら、寝たり起きたりで何とか無事パッキング終了。(が、結局忘れ物があって帰国後買い直すことに)

翌朝は朝5時半頃バスに集合し、飛行機で一度トランジットでオランダに行きお土産買ったり軽食食べたりしました。

オランダの空港で3時間滞在
可愛いマカロンがいっぱい!
シャンゼリゼ通りでは見つけられなかったHERMÈS!
お土産に絶対買いたかった塩を発見!
可愛い色の飛行機に乗って日本へ帰ります

12時間ちょっとのフライトで日本へ帰国。
日本に帰ってきた時の一番の感想が「暑~…」でした(笑)
身体にまとわりつく湿気というのを初めて意識しました。
これが日本の夏か。

あと帰国後、「時差ボケ」という言葉の意味がイマイチ分からなかった私ですが、しっかり時間感覚が狂ってしまい体調もどこかふわふわ気持ち悪い状態でした。帰ってきて一週間くらいはゆっくりと身体を労わってあげた方がいいですね。

ただいま日本!ただいま徳島!

そんなこんなで
9日間のフランス出展の旅を終えたのでした。

渡仏前は9日間も行くなんてと思ってましたが、終わってみればあっと言う間で夢でも見てたのかなといった速さで毎日が過ぎていきました。
(もうちょっとフランスに居たかったな)

改めて、
今回の出展でお世話になったジャパンプロモーションの皆様。
ツアーをお世話して下さった阪急交通社の皆様。
4日間のイベント期間中通訳してくれたRさん。
フランス出展をより楽しくしてくれたtaguさん、八恵美さん、ラルさん。
一緒に4日間頑張った出展者の皆様。
9日間もフランスに行くのを可能にしてくれた塾の皆様。
準備等々手伝ってくれた姪っ子ちゃん。
SNSなどで応援して下さっていた皆様。
そして、ブースに立ち寄ってお買い上げくださったお客様。

本当に本当にありがとうございました。
この経験をこれからの出展にもいかしつつ、
またフランス出展出来るように成長していきたいと思います^^

帰国後関空にて
本当にお世話になりました!

ぶっちゃけトーク

これまで書いた2つの記事を読めば、どんな日程で何があったかなど割とイベントの雰囲気や旅程をつかめると思います。

ただ、もう少しだけ突っ込んだ話を知りたいという方のために
次の記事では、あまり誰にでも見て欲しいわけではないんだけど知りたい人もいるだろうって話をまとめて、一部有料にはなりますがぶっちゃけトークを書いていこうと思います。

例えば、

  • 通訳さんはこんな感じ

  • ホテルの過ごしやすさ

  • 持って行って良かったもの要らんかったんのとその理由

  • こんな事を聞かれた(接客) etc.

フランスの食レポ(笑)や観光話は無料記事として書いてますので、そっちが気になる方は無料部分だけでも楽しめますので是非こちらから見てみてね。

ここまで読んで頂きありがとうございました!
Merci beaucoup!


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