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10月は「ちがいを超えて多様性を育む場のデザイン」について探求します。 #いかしあうつながりラボ

NPOグリーンズ
いかしあうつながりラボとは、NPOグリーンズが読者の方々とともに、様々な側面から「いかしあうつながり」について探究していく場。毎月グリーンズメンバーが心の底から探究したいテーマに沿ってディスカッションや勉強会を行なっています。10月のテーマは「ダイバーシティ」です。

マイノリティーとしての自分

みなさん、はじめまして!インターンのけんちゃんです。今月のいかしあうつながりラボのアンバサダーを務めさせて頂きます。
現在はコミュニティチームに所属しており、いかしあうつながりラボやイベントの企画運営、SNS運用に日々励んでいます。

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突然ですが!僕は「東大生」で「佐賀出身」で「ゲイ」で「元テニサー」で「休学」をして「NPO」で働いています。

どれも社会的には少数派な属性や肩書きかな、と思います。

今はどの自分も好きですが、つい最近までは「田舎出身」であることとか「ゲイ」であることとか「東大生」であることとか、自分自身に対して恥ずかしさや気持ち悪さを抱いていた時期もありました。

「人とちがうだけなのに、完全に分けれるものなんてないのに、それぞれに良いところも至らないところもあるのに。なぜこれだけ壁を感じるのか?偏った見方をされないといけないのか?」というモヤモヤを感じてきました。

(悩んでいた当時は嫌われずに生きていくのが精一杯でそれほど客観的に考える余裕すらなかったけれど。)

今思えば、自分の存在が周りに肯定してもらえないだけではなく、自分で自分を愛してあげることもしてあげられなかったなぁと感じています。


「ちがい」は誰にだって。

そんな(どちらかと言えば)社会的マイノリティである僕は、周りから「変わったやつ」と見られることも少なくありません。確かに、大学院も中退する予定なので、余計に「正規ルート」からは少し距離があるかもしれません。

しかし一方で、「マイノリティ性」は誰にだってあると僕は信じています。例えば、「左利き」であるとか「日本で100人しかいない苗字を持っている」とか「昆虫が大好き」とか「お父さんがいない」とか・・・それこそ、人の数だけあると思います。皆さんにはどんな「マイノリティ性」がありますか?


ますます混在していく「ちがい」の中で。

そしてそれらは”多様性”や”ダイバーシティ”という言葉で語られることが多くなりました。テレビや新聞などマスメディアで取り上げられることも増えました。

しかし、人と人の「ちがい」は時として、個人や集団間での対立や争いをも生み出します。パレスチナ問題、ゲイバー銃乱射事件など、相手のちがいを受け止めることが出来ず、自らの価値観の押しつけてしまうことによって起きる問題は国内国外問わず尽きません。また、社会的マイノリティ含め全ての人達が安心して生活するためのインフラや選択肢が整っていないことも大きな課題です。

そしてその「マイノリティ性=ちがい」は、東京オリンピックなどを契機に、今後より一層各地域やコミュニティの中で交じり合っていくことが予想されます。

私たちは、どうすれば、その「多様性」の中でそれぞれがそれぞれらしく共存していくことが出来るのか?ということについて真摯に向き合っていく必要があると思います。


多様性は素晴らしい?

「多様性多様性って言うけど、何がいいの?なんで共存していく必要があるの?」という方もいらっしゃることでしょう。

正直なところ、僕自身もなぜ多様性を尊重していくべきなのか?という問いに対して、かっちりとした答えがある訳ではありません。

しかし、農学や生態学の分野においても、種の多様性はその地域や地球の環境安定性の向上に寄与すると言われています。人間社会においても、一人一人のちがいを尊重し合い共存していくこと自体に価値があると信じたい。

そしてその価値や可能性を、皆さんと探っていきたい。探った先に、誰もがお互いをいかしあい、よりよく生きる社会へのヒントがあるのではないかと感じています。


「多様性」から生まれる可能性を引き出す場づくり

実際に、日本国内でも、お互いの「ちがい」を尊重し合うことで、お互いがお互いを補完し合ったり、両者がつながることで新たな価値を生み出していく可能性を秘めた場づくりの事例が存在しています。

3つ程ご紹介させて下さい。

【食を通して多国籍文化と繋がる場づくり】

まずは、大阪豊中市にある「カフェ・サパナ」。ここは、地域の外国人が日替わりで母国料理を提供するという一味変わった飲食店。そこで料理を振る舞うのは、ひとりのお母さんだったり、お父さんだったり、留学生だったり…何らかの理由があって暮らしている色々な国籍の地域住民です。

彼らがつくる多様な国の「食」を通して、作り手やお客さんの立場や国籍、年代に関係なくつながる場になっています。ここでステップアップを踏んで本当の料理人になった人も出たんだとか。


【子どもから高齢者まで多世代が暮らす介護付きシェアハウス】

また、神戸市にある「はっぴーの家ろっけん」は、暮らしの場で多様性を育んでいるシェアハウスです。6階建マンションの高齢者向けの住宅で、1階は地域の人なら誰もが集まることのできる広いリビングになっています。

それだけ聞くと、極々普通の高齢者向け住宅と変わらない様に見えますが、ろっけんの1階は、まるで町内会のように子どもたちが放課後に立ち寄ったり、赤ちゃんを連れたお母さんが遊びに来たり、毎日多くの人が出入りしているそう。

ただ1階は開いているだけなのに、どうしてこれだけ多様な人達が集まり、かつ生き生きしているのでしょう?皆の笑顔を眺めていると、こちらまで幸せな気持ちになります。


【誰もが参加できるスポーツ】

「ゆるスポーツ」は運動が苦手な人や障害がある人も楽しめるように考案されたスポーツです。「ゾンビサッカー」「イモムシラグビー」「こたつホッケー」「ハンドソープボール」など、、競技名もポップな名前が多く、“笑える”ポイントがたくさんあり、みんなでワイワイ楽しめるのが最大の特徴。

その中でも僕の一番のお気に入りは「緩急走」。これは、イスの上で身体を動かすことでバーチャル上のキャラクターが走ってくれるという、イスを使った徒競走です。車椅子の方もそうでない方も誰でも参加できるし、陸上とは全く結果が変わりそうなのが僕はワクワクします。


こうように、リアルな場で多様性を育む事例は既に存在しています。今後このような取り組みが、更に広がり仕組みが整えられていくことで、今日本が抱えている課題が解決されたり、新しい価値が生まれていくのではないかと僕は感じています。


ちがいを超えて多様性を育む場のデザインの探究

対立ではなく、共存、そして、共創を生み出していくために、どういった場や関係性のデザインが必要なのか?ということについて、僕は皆さんと一緒に考えていきたいです。

探究に関わってくれる人が多ければ多いほど、沢山の見方やアイデアが集まり、より「多様性」の本質に迫ることが出来るのではないかと胸を膨らませています。ぜひ一人でも多くの知恵やネットワークをお借りしたいと思っています。

「いかしあうつながりラボ」は、コミュニティアプリ「KOU」を用いて、そこに集まった人達でアイデアをシェアしたり、ディスカッションをしたりする場です。

※「いかしあうつながりラボ」に関する詳しい説明はこちら。


▼共有していきたいネタやアイデアはこんなイメージです

・どんな多様性も尊重していくことができる、つまりインクルーシブになっていくための土台作りに関するコラムや事例共有
・その土台の上で、異なる属性や性質を持った人たちがつながり、多様性が育まれている様な事例。(それが何かの課題解決、あるいは価値創造をしているものであればより嬉しいです)
・多様性って必要なの?何がいいの?といったそもそもを問う様な投稿や記事

こういった事例や記事の共有をメインに、一人でも多くの思考や感性が刺激され、お互いで学び合うための場を目指します。

どなたでも大歓迎ですし、コメントするしない/投稿するしないに関わらず、色んな参加の仕方が出来るコミュニティです。ぜひ興味のある方はちらっと覗いて見てくださいね。1人でも多くの方と「ちがいを越えて多様性を育む場」について探求していけたら幸いです。

▼一緒にいかしあうつながりラボコミュニティに参加しませんか? #KOU


個人アカウントでも毎日発信していくので、フォローお待ちしています💌


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