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Day10 ただ目の前のことを足掻きながらもやっていけばいい


こんにちは うさぎやです。


 9歳で自閉スペクトラム症の息子と両親に自分の人間4人+猫1匹?と暮らしています。息子のお世話にプラス、父の介護を母と私の2人でしています。
 2023年秋から父の身体の状態が悪化して寝たきりになり、自宅で介護することを決めて、私たちの生活は一変。
これからどうなっていくのか、日常のあれこれを少し書き留めておきたいと思います。


 

父が退院して10日経った。私は介護と育児の生活にまだ慣れなくて、あれもこれも中途半端で、部屋は散らかり放題で、要領の悪い自分が本当に嫌だ…

 今日は息子の定期カウンセリングの日。私は、髪を洗う時間なし、メイクの時間もなしですっぴんで出掛ける事に。これだから近頃行く先々で「お母さん大丈夫?」と心配されるはめになるんだよね。身支度の時間くらいはちゃんと確保したいと思うんだけど。



 息子は2歳の頃からかかりつけのメンタルクリニックで月に2回定期カウンセリングを受けている。近頃のカウンセリング時間では、息子が自分のお気に入りの図鑑を持参して、担当心理士の先生と怪獣や恐竜の話を延々と時間いっぱいまで話して過ごしています。

 自分の好きなことの話を誰かと一緒に出来ている時の息子は、それはもう楽しそうで、側で見ている私にもワクワク感が伝わってくる。とても生き生きとした表情で話す息子を見ていたら、好きなことだけを存分にやらせてあげることが彼の成長に繋がっていくという先生のお話を思い出した。確かに、そうなんだろうなぁ…と何度目かの再認識。

 カウンセリングの後で、次は心療内科医の先生の診察。
 先生は毎回、息子のことに加えて、私がどんな状況かも確認する。私もお薬を出してもらっているし、私の不安定は、息子にダイレクトに影響してしまうから。
 私が息子のお世話と父の介護の両立が上手くいかず、2人ともに負担を掛けていて、そんな要領の悪い自分が嫌でイライラしてしまうと話すと、先生は、「そんな風に考えている時間が無駄になっちゃうからね。目の前のことを足掻きながらやっていけば良いと思いますよ。」と。そんな先生の言葉に私はすんなり「はい、分かりました。」と言って診察を終了。
 自分でも不思議なんだけど、先生の言葉に瞬時に気持ちが軽くなった。それからしばらくの間、先生の話を思い出しては考えてみると、要領の悪い自分を肯定してもらえたかのように感じたのかもしれない。

 とりあえずはぐずぐずと考えていないで、進んでみよう。まだまだ先は長いのだから。

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