GreenWavesTIMES Vol.3 揺れ動く通信業界
あっという間に10月も終わり、11月です。
10月は通信業界の動きが非常に活発でしたね…
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それでは10月のトピックスを中心に振り返りましょう。
GreenWavesカスタム検索リリース
10月5日にPRTIMESにて当サイト独自機能である「カスタム検索」のリリースを発表させていただきました。
国内にはもう数え切れないほどのWiFiルーターが存在します。
条件についても非常に細かく、月額費用だけでなく契約期間や違約金、端末がレンタルか買取なのかなどなど…
もう一つ一つ公式サイトを見るだけで頭がくらくらします。
当サイトオリジナル機能のカスタム検索では、そんな条件を指定してご希望のサービスを探すことができます。
検索結果からは直接サービスの申込も可能です。
是非試してくださいね。
パイオニアから車内専用のドコモ回線を使ったパケット無制限WiFiルーターが発売予定
パイオニアから2020年12月に車内のみで使用可能なWiFiルーターが発売されるとのことです。
当然みんな考えるのは「車外での使用」ですね(笑)
仕様を見る限りは恐らくは一定時間同一の電波基地局につながっていると通信ができなくなるような仕組みになっている感じです。
GoToトラベルで旅行需要が増えている中、お子さんを退屈させないためにYoutubeを見てもらうという用途でも使えそうです。
…まぁそんなに車に乗る機会がないのであれば既存のレンタルWiFiルーターサービスでもよさそうなところですが…
総務省のアクションプラン発表…揺れ動く通信業界
10月の最も大きなトピックスはこれでしょう。
かねてから菅新政権では「携帯電話料金の値下げ」を政策の柱としてきましたが、その具体的な方針が総務省より発表されました。
内容に関しては上記をご覧ください。
オンラインでのMNP転出手数料の無料化、24時間受付可能化、引き留めの禁止などなど…非常に多くのことが義務付けられそうです。
様々な条件が盛り込まれる中で注目したのは「他社乗り換え時にキャリアメールがそのまま使える」というもの。
理想を言えば、キャリアを解約しても「そのまま別のキャリアで」メールが使えるということですが、残念ながらそういう感じにはなっていないようで…
現時点では「転送サービス」ということで落ち着きそうです。
要するに他キャリアに乗り換えても、もともとのキャリアメールアドレスに届いたメールを指定したメールアドレスに転送してくれるという仕組みのようです。
まぁこれであれば金融機関など、2段階認証が必要なサービスに登録したキャリアメールアドレスを変更し忘れたとしても、自分のところに認証メールが届くため最悪の事態は免れそうです。
個人的には「割引ありき」の料金表示の撤廃や光回線とセットにした囲い込み施策についてもアクションを起こしてほしいですね…
このアクションプランを受けて、キャリア各社はサブブランドでの月間20GB/5,000円以下の新プランを打ち出しました。
サブブランドが台頭してきて一番困るのはMVNOでしょう。
回線使用料を払っている以上原価よりも料金は下げられない、加えて通信品質もMNOであるサブブランドに劣るとなれば、だれもMVNOを選ばなくなる可能性があります。
政府としては3年以内に回線使用料を5割削減としていますが…これ間に合うのかな?
下げたころにはMVNOがみんないなくなっていたなんて笑い話にもならないです。
破滅への序章なんて書きましたが、MVNOで生き残れそうなのは従量制プランやeSIMに注力しているIIJmioくらいでしょうか…
通信業界、ますます動きそうですね。
今後も目が離せません。
忘れていた…どんなときもwifiサービス終了
忘れかけていましたが、2020年10月31日をもってどんなときもwifiがサービス終了しました。
どんなときもwifiは2020年3月に通信史に残る大規模通信障害を起こし、総務省の指導を受けました。
通信障害に加えて、ユーザー対応が杜撰だった点など企業体質に大きな疑問を持ちました。
結局最後は他メディアとの対談をプレスリリースに載せるというすごいことをして、終了しました…。
私の個人的感想は下記につらつら書いてありますので良ければご覧ください。
まとめ
ということで2020年10月の振り返りでした。
11月中旬にドコモTOBが完了、その後新プランが発表される見込みです。
果たしてOCNモバイルONEはサブブランド化するのか?
ますます通信業界から目が離せませんね。
次回もお楽しみに。
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