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初夏とベイビーフェイスの名曲に思ふ。

わたしの両親が昭和の歌謡曲を懐かしく思うのと同じく。

わたしは90年代の洋楽を懐かしく思う。

例えばそれは、時にマライアキャリーだったり、TLCだったり、ローリンヒルやメアリーJだったりするのだが。

今日はベイビーフェイスのとある名曲の話をしよう。

その名曲は、おそらくベイビーフェイスの中で一番ヒットしたであろう

『Every time i close my eyes』である。

ここ数日、無性に聞きたくなりエンドレスリピートで聞いている。

わたしは時々、音楽や映画、本などの断片をふと思い出す。

ふと思い出すだけなのに、それらはなぜか強烈な印象を残す為、思い出してからしばらくはそれらを延々と聞いたり見たり読んだりする。

思い出すのは大抵が慣れ親しんだものであり、よく知っている存在なのだが、そのループにハマるとなぜかいつも新たな発見があったり、新たに学ぶことが必ずあるのだ。

なんとも不思議なのだが、わたしはこれを自身の無意識の投下のように考えていて、現状の自分が必要としている答えを提示してくれる何か、だと思っているのでこのループの片鱗が見えたら絶対に無視はしないようにしている。

では、今回のベイビーフェイスはどうだろう?

わたしはこの曲を聞くと、雪が静かに降り注いでいる光景が浮かぶ。

そして、誰かがその美しい光景を見上げているのだ。

初夏と雪。

いや、雪ではなくて誰かが雪を見上げているその姿が気になるんだな。

その顔は見たことがあるようでないような、たぶん女性なのだが。

とても良い表情をしていることはわかる。

清々しいような幸せに満ちているような。

それはなんだか、これから先のわたしの道筋を明るく照らす光のように、わたしの心にそっと降ってきたのだ。

まるで、初夏に降る雪のようだった。



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