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なんとなくの心。

ここ最近、生活のスピード感についていけない。

生活の、とは言ったものの…そのスピード感が生活によるものなのか?環境によるものなのか?はたまたわたしの気持ちの問題なのか?それすら考えきれない程である。

日々、やるべきことはいっぱいある。

ただ、やりたいことはどうだろう?

昔からわたしにはやりたいが足りない。それはたぶん、早々に諦めることを覚え、なんとなく生きてきてしまったからだと思う。

わたしの人生すべてがなんとなくで成り立っているわけではないが、人生の半分がなんとなくで成り立っているのは確かなのだ。

今のこの状況さえ、ほんのわずかななんとなくが存在していた。

でも、なんとなくは結構当たるからなんとなくを無視することは出来ない。

なんとなくは、いわば直感だと思うのだけれど、今までなんとなくを頼りに生きてきたせいか、なんとなくは歳を取るごとに磨かれてきているような気がする。

これまたなんとなく思うのだけれど。

そんな、なんとなくが言っている。

もう少し削ぎ落としなさい、と。

ありとあらゆる情報がわたしの中に溢れ過ぎていて、息がしにくくなっているのだ、と。

そっか、そうかも。

何からはじめようかな?

そうやって、更になんとなくを磨いていけたらいい。
なんとなくで生きたっていい。
みんな違ってみんないい、のだ。
世の中そんなもん、なのだ。


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