三都杯というコンテスト
こんにちは。
小さな町で美容師をやっております、アラフォーのおすぎといいます。
自分の人生や生き方、思考を見直すために始めた日記です。
それと共に同じような世代、同じような悩みがある方が共感してくれたらナーーーって思いを日記に記しています。
コンテスト
8月30日月曜日に三都杯というコンテストにうちのオーナーが参加しました。
私は、メイク担当として参加させてもらいました。
この三都杯とは、、、
開催側いわく、、、
どのコンテストと比べても、圧倒的で、間違いなく日本一難しいコンテストである「三都杯」。予選の当日課題が出るウィッグ競技(首から上のカットのできる人形)、ファッションテーマの規定があるモデル競技の両方で審査される。過去最高にハイレベルな予選大会を見事に勝ち抜いた猛者6名による頂上決戦がある。
と表記されている。
毎年、このコンテストはとてもハイレベルで決勝に残るのも至難の業。
今年は、コロナで色んな講習やコンテストが軒並み中止に。
この三都杯は毎年、他の大会に出ずにこの三都杯に出るためだけに頑張っている美容師さんもいます。
そのため、今年はオンライン(ZOOM)での大会になりました!!
三都杯、前日
コンテスト前日は、モデルさんの髪の仕込みと衣装合わせとメイク合わせ、その他もろもろの打ち合わせをします。
この前日に、言われたこと。
『おすぎのやりたいことでメイクやっていないか??』
私『。。。』
毎年、三都杯ではテーマがあります。
今年のテーマは、【PROTECTION&TOUGHNESS】
意味は、身を守るという感じです。
衣装が身を守るという意味での使い方をしたら、メイクは不安な混沌とした社会の中で力強く生きる女性。というようなコンセプトでいこうと思いました。(今年のメイクが黒のアイライン、キャットアイなどが流行だから)
オーナーからの要望もクレオパトラっぽい感じがいいと言われていたので、このコンセプトがピッタリだなと思いました。
色々、調べながらこれがいいなと思ったのが、ダブルアイライン。かなりオーバーに目の周りを書き込んでいくものを提案しました。
が、私のやりたいだけでその目の周りにダブルアイラインを引く意味が分からないと言われたのです。
あと三都杯のメイクは、コンテストっぽいメイクではなく普段でも使えそうなメイク感の物が多くないか?
とも言われました。。。
はい、リサーチ不足です!!!
完全に何も言えなくなりました。
本当に作品に向き合っていなかったのです。
それから家に帰り、色々調べ頭に叩き込んだのです。
三都杯、当日
朝9時に店に入り、2時まで参加。
モデルさんを帰し、私も帰宅しました。
結果は、入賞ならず、、、、
オーナーからはスタッフ全員にありがとうとごめんのLINEがきました。
次は絶対に入賞すると、、、
私は返信にどう返していいのか分かりませんでした。
今日は力不足ですみませんでしたって失礼だなと思うし(そう思うならもっと頑張れよってなる)、次も頑張ってくださいっての違う(他人事でしかない)
今回、楽しくメイクをさせてもらうことができたが、、、
どう考えても力不足もあるなと思った。
だがしかし、そんなこと言ったら失礼だし最低だと思った。
今、私にできるとこ。。。
次の大会こそ、オーナーを入賞してもらえるように私も努力すること。
なので私は、今日は楽しい1日をありがとうございましたと言い、次のメイクも私にさせてくださいと言いました。
これ私のできることだと思ったのです。
人の作品に自分がお手伝いするということの意味。
その重さ。
分かっているようで分かっていなかったなと本当に反省しました。
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