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取締役CEO 関口正人インタビュー:GREENING創業までの道のりPart1



「街にもならない、街づくり」の時代

15年前はバブル崩壊を越え、更にリーマンショックという大不景気の影響を受けた真っ只中だった。
街づくりは豊かな生活の為にあるのではなく、特にバブル時の不動産は、売る為に買う不動産投機が主流であり、土地神話という考えが生まれたほどだった。
「不動産は必ず値上がりする」、「不動産には絶対の価値がある」といった合理的根拠のないものが世の中を支配していた。

起業するまでに転職は3度経験しており、1つ目の会社では、仙台の住宅地の開発に携わって、「お客様に住んでもらう家とは」を追い求める日々。不動産の基礎を学び、仕事も充実していたが、5年 10年後の自分が見えていて物足りなさを感じていた。

コーポラティブハウスが主流となる時代

3つ目の会社、都市デザインシステムでコーポラティブハウスという仕事に関わることになった。入居希望者が集まり組合を結成し、その組合が事業主となって、土地取得から建設・デザインの全てを行う、「自分が住みたい家を作る」集合住宅だ。
「自分が住みたい家を作る」。その当たり前のようなことが、当時の都心生活者には、当たり前でない時代であった。コーポラティブハウスの事業では、28歳の時にグループマネージャーとなった。
しかし、2〜3年が経過した頃には、住宅に対する世の中の概念も変わり、コーポラティブハウスも当たり前のものへと変化していた。
その頃、「新しいことをやりましょう!」と伝えても、安定を求める為、賛同し事業を導く人たちがいなくなっていた。
そして、「新しいことをして何の意味になるのか?」という疑問を持つようになり、やりたいことができなくなっていった。

プレイヤーとしての成果はあるが、マネージャーとしての成果が上がらないという評価を受け、もう一度プレイヤーになることを決めたのが30歳の時だった。事業部付けの「派生グループ」という、たった一人の独立した部署。
最初の導入は「何でもできる!何でもやっていいんだ!」という、野心と希望だったが、3ヶ月〜半年経つにつれ、周囲からも「関口さんは何をやっているの?」と言われる状況になっていた。

その頃、サーフィンを趣味としていた為、好きなことが仕事に繋がるといいなという発想、また自身がエンドユーザーの一人でもあると考えた時の思考、また周囲の人々を観察し、「あったらいいな」を探した。
周りを見渡すとサーフィン仲間の中には、コピーライター、スタイリスト…
これは、マーケットになると思った。
そういう観点から、七里ヶ浜というプロジェクトがスタートした。
「お前、何やってるんだっけ?、、、年収1,500万。朝食どうしてる?」
「朝食は、コンビニとかになってるけど嫌だよね..」

そういう観点から、七里ヶ浜というプロジェクトがスタートした。

【七里ヶ浜というプロジェクト】を立ち上げた転機

当時は、リーマンショック前の「不動産ファンド好景気」だった。
それまでは土地を買ったり建物を建てたりするには数十億、数千億の資金が必要だったが、株と同様の考えで、不動産も小口化し、上場し、公の投資対象となり、収益と利回りの向上が価値の根源に変わってきた。
その不動産を使って何ができるかという価値を見出す時代に変化していた。

七里ヶ浜で考えた時に、まずは周辺レストランのリサーチ、お客様の単価、そこから年間売り上げを試算。周囲からも意見を募った。
例えば、家賃は飲食で10% / 100坪 / 月間3億の売り上げだったら毎月300万程度の家賃が払える。3万円 / 1坪だったら買えるかも等、さまざまな観点から検証した。
全てが具体的になった時、購入することに決めた。
bills、ビュートリアム、シェルショアに仲間に入ってもらって、軒並み売り上げも好調に推移した。(Weekend House Alley)
その開発をしている間、リーマン好景気が更に好景気になった。
投資家の利回り予測も更に高まり、売り上げ予測が約2倍になり、プロジェクト単体で数億の売り上げとなった。

その成功は、不動産の今までの価値の考え方ではなく、そこで何をやるかによって導き出せた価値であった。他にない自分の強みを確認した。

>>取締役CEO 関口正人インタビュー:創業までの道のり<Part2>に続く



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  • 2023年12月北海道 ニセコ町に開業、ホテルレストランマネージャー

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