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コーヒーを純粋に楽しむ時間を持つ楽しさ

今日も日記です。
コーヒーをお仕事にしておりますと、いついかなる場合でも、どうしても仕事モードでコーヒーを飲んでしまうのですが。そればっかりじゃない方がいいよってお話です。

コーヒーを飲みたくなくなった経験

私は大学院でコーヒーの研究をし、それを修士論文のテーマとしておりました。ただ以前の記事でもお話ししたとおり、私の研究テーマは「文化」でしたので、厳密にコーヒーの味を観察・分析する必要はなかったのですが、すでに将来コーヒー業界で従事することを考えていたため、お遊びで飲んではいけないという謎の縛りを自分に課しておりました。そのため、カフェで飲むのでも、自宅で飲むのでも、車移動中にコンビニで買うのですら、メモを片手に香味の特徴を記録していました。
ただ、そんな風にコーヒーを飲んでいたため、いつのまにかコーヒーを楽しむことがなくなっていました。もっともひどい時では、むしろコーヒーを飲みたくないとすら考えたほどでした。コーヒーを飲んでしまうと考察しなければいけない、それが疲れる、ならば白湯でいい、と、とても追い詰められていた記憶があります。…コーヒーだけに、とても苦い記憶です。

「自分はコーヒーが好きなんだ」という気づき

大学院時代の私は、ピーク時には朝から夕方まで学内のカフェでお仕事、夕方から夜までは大学図書館のバイト、夜から未明にかけて研究室と、一日中活動しておりました。どれも好きでやってはいましたが、肉体的疲労と、上述のコーヒーに対する逃避行動から、一時期とてもしんどい思いをしていました。
そんなある夜。いつもどおり研究室でゼミ発表資料をまとめていた時です。私はなんの気もなしに、コーヒー豆を挽き、ドリップしていました。今もよくあるのですが、気がついたらコーヒーを淹れているなんてことが私にはあります(夢遊病にすら近い感覚ですw)。そこで久しぶりに、手放しで自分が焙煎したコーヒーを飲みましたが、思わず「お、美味しい…!」と、小声で叫んでしまいました。
しょうもない自慢話のようですが、このときのコーヒーの美味しさは、今でも強く覚えているくらい衝撃的でした。そして、あぁ、自分はコーヒーが好きなんだということを、改めて気づかされました。

好きなことを仕事にしてもたまには純粋に楽しもう

最近はYouTuber然りですが、好きなことを仕事にする機運が高まっています。私もそうですし、実際それは素晴らしいことです。人生、仕事の時間が大半なのですから、好きなことを仕事にしたほうが幸福度は高いに決まっています(稼げればの話ですが…)。
ただ、好きなことを仕事にしてしまうと、大学院時代の私のような経験は必ずすることになります。それが耐えきれなくて、辞めてしまうという方も大勢いると聞きます。そんなときは、たまには純粋に楽しむ時間も必要だということを、思い出してください。私も、今でもそういう時間は定期的に取るようにしています。
ジャンルによっては応用が効かないこともあるかもしれませんが、本記事が何かのタイミングで参考になれば幸いです。

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