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文明崩壊 下

まず人間には肉体的に必ず摂取しなければいけないものがある。空気、水、食料などだ。これを分かっていても文明崩壊後の世界で、インフラストラクチャーが働かなくなった世界で必要な分の食料を確保するのは難しい。最初にすべきは人間の自力を強化する事だ。文明が崩壊する前にサイボーグ化しておくべきか。その時は脳だけは最低でも取っておきたい。果たして脳みそは酸素があれば生きていけるのか、なんとも課題は山積みである。

話が若干ずれてしまった。私たちは自然から遠く離れた場所に居る。スイッチひとつで家に光がつき、蛇口を捻れば飲める綺麗で清潔な水がでる。食べ物も最寄のコンビニに行けば1人では食べきれないほどの食料が置いてある。なんと恵まれた状況に私たちはいるのだろうか。感謝しなければならないだろう。

想像してみよう。文明崩壊なんて大事じゃなくてもいい、少し規模が小さく考えてみよう。例えば一年間限定でインフラが使用不可能となるとか。電気、水、下水、車などの乗り物、インターネットが使えなくなったらどうなるか考えてみればいいかもしれない。その状況で何人の人が生き延びることが出来るだろうか。

蛇口を捻っても水が出てこなかったら、あなたはどうするだろうか?その時点でコンビニやスーパーには人が溢れ十分なペットボトルの水を得ることが出来ないかもしれない。雨は降っていないし、山から出ている湧き水を車で探しに行くしかないか?と、考えるかもしれない。

車を動かすガソリンはどうだろうか。十分なガソリンは確保できるだろうか。電気が無くてはパンプが動かなくてガソリンスタンドからガソリンを車に補給することが出来ないかもしれない。ガソリンが無ければ次の手段は馬でしょうか?あなたの周りには馬はいますか?また、馬に乗れますか?私はおっかなくて一人では乗れません。

電気はどうでしょう。電気が無ければ電話は通じないかもしれない。GPSもインターネットも動いてないかもしれない。北がどっちの方向か分かりますか?自分の居る位置が分からないと地図は意味を成さないらしい。

夜は火を灯さなければいけない。火はどうやってつける?天然ガスの供給も止まってるかもしれない。

軽い文明崩壊が起きた数日後にはコンビニから食べ物は無くなるだろう。食糧問題だ。3日食べなければ死ぬと言われている。私は家庭の事情で丸2日食べなかった事があったが、感覚的には脳の一部がシャットダウンし、ほぼ動物のような(人間も動物だが)状態で食べ物を探し回っていた事を覚えている。と言う事で2日も待ちたくはない。食料は出来るだけ素早く確保しなければならない。

と、私が軽く思いつくだけでも十分死ねるレベルだ。少なくとも今の私は一年間生きれる自信は無い。

私たちはこの問題とどう向き合うべきなのか。そもそも向き合うべきなのか。

今のところ疫病は人工的なものでない限り(そんなものが本当にあるのかはさておき)防ぐことは難しい。疫病が流行る前に人のいない場所に逃げるのが一番効果的かもしれない。そのためにはWHOのような機関の情報を常に見張っていなければいけないだろう。高確率で疫病にかからないかもしれない。

インフラストラクチャーはどうだろうか。それら無しに生きていける準備をするべきか。最低必要なインフラは


食糧
などだろうか。これらを自分で供給できる術を持っていた方がいいのではないのだろうか。

核シェルターが一般家庭に普及している国もある。国が国民が意識レベルを高めて自身の生存を考えているわけだ。特にヨーロッパのほうにはこのような傾向が強いようだ。日本はどうだろうか。中国と北朝鮮が核を持っている。距離にしてかなり近い。

私は私に出来ることをしようと思う。向き合う選択をするということだ。まず最初にやらなければいけないことは知識を得ることだ。圧倒的に足りていない。何から始めたらいいのかさえ分からない。

文明崩壊を防ごうとしている人は多くいる。多くの組織もある。その方法論は文明崩壊後にも同じように続けられるだろうか。それも含めて調べることとする。情報と知識がどうも私のやりたいことにまるで付いてきていない。困ったものだ。

Lewis Dartnellの著書『この世界が消えた後の、科学文明のつくりかた』で紹介した本には文明崩壊後にやっておくべきことや、その方法が幾つか書かれている。まずはここから初めて、やれることをやっていこうと思っている。文明崩壊シリーズとして自分なりにサバイバル技術を学んでみたり、本を読んで学んだりしていきます。

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