ね、私たちも手を繋ぎましょうよ!
だれもが知ってる歌、 坂本九さんが歌っていました。
「見上げてごらん 夜の星を」
永六輔さんの作詞、
いずみたくさんの作曲、 名曲です。
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歌を歌っているとき、
何も考えないでも、
スラスラと歌詞がでてくる歌が多いです。
ただ、歌詞の意味やその曲の背景とは関係なく、
口から自然と歌詞が出てきているだけ、のことも多いので、
先にその歌の世界をイメージしてもらうよう
少しのトークが必要になってきます。
でも、この歌は違います。
わかりやすい、言葉の持つイメージが
すぐにこころに響いてくるのでしょう。
特に『サビ』の部分、
♪手を繋ごう僕と、追いかけよう夢を・・・
「手を繋ごう」という歌詞の部分にさしかかったとき、
途端に隣に座っている人に手を差し出す人があったのです。
(手を繋ぎましょうよ!)
歌を歌いながらですから、
口に出してそう言ったというわけではなく、
目線でしっかりと横の人に伝わっている。
受け取った横の人も手を差しだす。
お互いにしっかりと手を繋いで、最後まで歌っているのです。
あちこちで、そんな光景が起こり、
鳥肌が立ったのを覚えています。
コロナ禍に入り、
新しい生活習慣になり、
隣の人とは、触れあえないほど、間をあけています。
残念ですが、隣の人と手を繋ぐことはできません。
どうぞ、心の中で、手を繋いでください。