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浸り漂うこの空間の下に足の裏を着けて【詩】

いつもぴたりと
首筋に張り付いているようです

どうしようもないものが

景色はスライドして流れ
私だけその場所で足踏みしていて

夜が落ちて全て染め上げ
月の光で洗ったら
すべて忘れてしまうのでしょう

愛情が生まれることも

始めまして
こんにちは

毎日が通り過ぎていく

いつもぴたりと
寄り添っているのです

逃げようもないものが

朝日で体を温めたら
同じ日々をなぞっていく

いつの間にかいつの間にか
誰にも知られず溶けていく想い

目に見えないものには気づかぬふりをして

始めまして
こんにちは

昨日のことももう遠い日々

戯けたふりをして傷だらけのあなたと
ぬくもりを分け合う夢を見る

頭に描いたその願望も欲望も
求めて伸ばした手は宙を掴む

心が重なる時はどんなでしょう

その事象に名前をつけたら
新しい日々を歩き出せるかもと
期待するしかないのです

愛情が生まれたことを知る

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