見出し画像

あけびの花【詩】

空木の白い花が
薄紫の恋の香りを優しく包む

いつの日か会いましょう
その時は途方もなく遠く
花の香のように仄かに汎うだけ

それでも唯一の光の虜となった
空木に絡まるその花は
結実しないまま季節を見送る

「あけびの花」


#詩 #写真詩 #言葉 #写真と詩 #写真

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?