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溜めた電気で何をする?渋谷キャストにて植物発電ボタニカルライト蓄電実験中!



植物発電ボタニカルライトとは?

こんにちは。
グリーンディスプレイ トヨオカです。
突然ですが「植物発電ボタニカルライト」をご存知でしょうか?
私たちの身近な存在である植物の力で発電する未来のエネルギーで、
植物が元気でいられる環境があれば電気を取ることが出来るんです。
詳しくは過去の記事をご覧ください!

本格的に開発が始まり今年で4年目。これまで日本全国様々な商業施設やオフィスなどでイルミネーションとして楽しんでいただきました。

コンセントが必要ないというメリットを活かし、

  • 将来的には災害時の非常用電力

  • 里山をエネルギーファームとして活用する

  • センサーと組み合わせたデータサイエンスなどに活用する

といった、イルミネーション以外の道にも着目し開発を進めています。

まだまだ単三電池3本分程度の小さな電力しか生み出すことができませんが、時間をかけてポータブル充電器に電気を溜める、いわゆる「蓄電」が出来ることがわかっています。
蓄電が可能になるとボタニカルライトの活用の幅はグッと広がります。
これまではスマートフォンを充電したり、スピーカーを繋げてみたり家電と合わせて使用していました。

渋谷キャストで蓄電実証実験スタート

2024年5月20日より渋谷のど真ん中、オフィスや店舗・共同住宅などが入る複合ビル「渋谷キャスト」で実証実験がスタートしました。

昨年の冬からイルミネーションとしてボタニカルライトを導入いただいています。
キャストを訪れる方たちに向けて
"楽しんでいただくにはどんな方法があるのか"
"どんなメリットを感じていただけるのか"

これらを課題に今回蓄電の導入を決めていただきました。
このnoteでは蓄電の様子から「電気を溜めて終わり」ではなく溜め終わった先の展開を発信していきたいと思います。

5/20 設置

ボタニカルライトは電極を土に植え込むことで、植物が光合成をし活発になった微生物が放出した電子を拾い電気へ替えます。
小さな電力で蓄電するには最低でも電極20セットが必要です。それらをせっせと植栽帯へ設置し蓄電池へ繋ぎます。

1ポットあたり電極1セット。マグネシウムと備長炭で電子を回収します。
日中だと液晶がよく見えませんが設置直後は26%。

蓄電池を設置。この時26%(充電器の仕様上0%にならず)。様子を見ます。

設置から1時間半後に確認。既に1%溜まっていました!

翌朝には+4%。さらにその翌日には+19%でした!
蓄電が出来るようになった1年半前までは22セット用いてフル充電するのに50日はかかるとされていましたが電極の改良もあって、順調に溜まってきています。良いスタートを切っていますね!

土壌の温度が上がると微生物が活発になるのでこれから気温が上がる時期、より早いスピードで充電できるのではないかと期待しています。


↓開発担当の蓄電奮闘記はこちら。
蓄電への道のりは険しいものでした。
順調にいったかと思えば翌朝見てみると0%になっていてがっかりしたり・・・


設置場所は、渋谷キャストの広場で行なっています。
近くにお越しの際はぜひ蓄電の様子をのぞいてみてください!

カフェ CITYSHOP 前の植栽帯に設置しています!


5/27 驚きの結果に

5/27朝、通勤がてらこの週末でどれくらい溜まったか確認をしに行きました。
なんと、92%!!驚きの結果に。
土日ともに暑かったこともあってか今週中には満タンになりそうな勢いです。乞うご期待!

うっすらですが「92%」の文字が!

5/28 さらに驚きの結果に!

5/28 朝、前日の結果もありまさか・・・と思い確認へ。
開始から約1週間、まさかの100%達成です。
予想外の速さにこの次どうするか相談中ですので、次回更新をお楽しみに。


6/29・30 能登応援チャリティイベント「TOKYO天の川」


6月29日・30日に開催される、能登応援チャリティイベント「TOKYO天の川」にてボタニカルライトで発電した電気を用いて、竹あかりのイルミネーションを灯します!
イベントページはこちら↓!


ボタニカルライトに関するnote


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