とくだ あつこ

バレリーナとしては、致命的に遅いといわれる14歳からバレエをはじめ、7年後にはサンリオ…

とくだ あつこ

バレリーナとしては、致命的に遅いといわれる14歳からバレエをはじめ、7年後にはサンリオピューロランドの舞台に立ち、1000公演以上に出演。30歳でダンスの世界大会で日本代表にも選出。指導者として10万人以上指導してきた私が、ダンサーになるには?についてカジュアルに発信していきます

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型の踊り

自由ってなんだ? バレエのレッスンは、基本的に同じことの繰り返し。プリエといって屈伸運動からスタートする。相撲の四股のようなもの。 話は脱線してしまうが、相撲とバレエは、全く別の動き見えるが、よく似ていると私は思っている。柔軟性や、バランスのとり方など。 バレエを始めた当初、自分の身体なのに全然思うように動かせない。傍から見たら、とても簡単そうな動きでも「見る」と「やる」では全く違う。 「バレエは型の踊り」とどこかで聞いたことがあったが、本当にそう。頭で理解していても

    • 恥ずかしいの正体

      恥ずかしいってなんだ? バレエは、3歳くらいから習う子が多く、遅くとも6歳までには始める。小さな頃からはじめ、言葉を覚えるようにバレエを覚えていく。これを私は、勝手に「踊りのネイティブ」と呼んでいた。 しかし、私が始めたのは14歳。プロになるにはどう考えても遅すぎる。同じ年くらいの子達は、トウシューズを履き、優雅に踊っていた。 それでも、楽しかったし、レッスンに通えることが嬉しくて嬉しくて、レッスンの日を指折り数え待っていた。 バレエシューズにレオタード、ピンクタイツ

      • 私も踊りたい!

        声に出すことで世界は変わる! 私が住んでいたのは、都会とも田舎とも言いづらい場所。そんな場所に、宝塚出身の方がバレエスタジオを開いたんです。もちろん私がこのスタジオに通うとも、通えるとも思っていません。そんな発想すらありませんでした。 しかし、数カ月後あのビデオを貸してくれた友達がバレエのレッスンに通い出したんです。もちろん14才未経験。 そんなことできるんだ・・・。 何度もつぶやきました。 何度も何度もつぶやき、1000回くらいつぶやいた後、私の頭をよぎった言葉は

        • 初めてダンスのある生活へ

          ダンスの世界にただただ憧れた女の子がプロのダンサーになる過程を振り返りながら気楽に書いていこうと思います。 私は、その時中学2年生14才。運動も勉強も特に得意ではなく少々落ちこぼれ。毎日の部活(バレーボール部)も朝練からしっかり参加していたが、レギュラーにはなれずパッとしない毎日。 そんなある時、部活の友達から宝塚のビデオを借りる。この時点で年齢がバレそうですが・・・。 このビデオが私の世界を変えた。灰色に見えていた毎日がカラーになったような衝撃。きっと白黒TVからカラ

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        • 平凡な女の子のダンス道
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