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ロックンロール

6月9日、ロックの日。
安直すぎるけど、バンド好きにはたまらない、
記念すべき1日。
私は何度もバンドマンの音に、歌に、言葉に、叫びに、救われてきました。
そんなしがないライブキッズの、心に刺さったMCベスト3をご紹介。



一つ目。
あれは2年前、5月初旬の野外フェス。
コロナ規制が緩和されて、とは言いつつ、
マスク着用、声出し×、と
まだまだ元通りとはなっていない状況。
コロナ生活にも、仕事にも、打ちのめされ、
“お腹が空く”という機能がぶっ壊れ、
まともな食事が取れていなかった私。
(フェスに行く元気はあったのでご心配なく。)
友達に引きずられ、フェス会場に到着。
久しぶりのフェス、久しぶりの爆音、
久しぶりの人混み、
いちいち感動して涙が止まらず。
友達ドン引き。
そんなこんなで迎えた、大好きなバンドマンの出番。

あるバンドマンが言いました、
(一言一句は覚えてないので、雰囲気で失礼します。)
「人間が回復するために必要なのは、
音楽でも、食事でも、恋人でも友でもない。
睡眠だ。寝ることが1番の栄養なんだ。
だから今日は全力で楽しんで、全力ではしゃいで、
もうくたくたになって帰って欲しい。
そしていっぱい寝て、また迎える明日。
毎日を全力で過ごして欲しい。」

まるで私に言われてるかのようで、
悟されたようで。
これを聞いた私は、次の日からうんと寝ました。
21時には布団に入る生活を続けました。
驚くことにめちゃくちゃ回復しました。
なんなら背も伸びました。
“寝る子は育つ”
心も身体も。
今でも心がけてます。



二つ目。
友達と毎年恒例になっている年末フェス。
新年を迎える前に、
一年お疲れ〜、フェス納めだ〜、新しい年だ〜
と浮かれながら迎えた、大好きなバンドマンの出番。

あるバンドマンが言いました、
(一言一句は覚えてないので、雰囲気で…以下省略)
「忘年会、年忘れ、なんて言葉を使うが、
俺はそうは思わない。
この一年、楽しかった、嬉しかった、辛かった、悲しかった、悔しかった、
色んな感情で過ごしてきたのに、
新しい年を迎えて忘れてたまるか。
あなたの過ごした一年は、決して忘れちゃいけない。
大事な一年だったんだろう。
だったら一つ残らず全部持っていけ。
丸ごと次の年に持っていって、そしてまた新しい一年で色んなことを感じて考えて、どんどん抱えて。
あなただけの一年、あなたにしか感じ得ない一年にしよう。」

ハッとしました。
これはもう死ぬまで、私の心に刻まれました。
何を浮かれていたんだと。
私の人生に忘れていい事なんてなかったのだと。
改めて大切さに気づき号泣しました。
友達にまた引かれました。



三つ目。
これは大好きなバンドのワンマンライブ。
共通の友がおらず、(引かれすぎたのかも)
初めての1人ライブ参戦。
しかも結構大きい会場で、移動も長くて、
少し怯えながらの参戦。
その頃ちょうど2度目の転職をし、
自分は本当にこのままでいいのか、
と人生に悩んでいた時期。

あるバンドマンが言いました、
(一言一句は覚えてないので…以下省略)
「まっすぐ前だけ見て、
自分の信じた道を、大股で、
石橋を踏み抜いて歩いていってくれよ。
それで自分の持ち場に帰って戦えよ。
こんなに沢山の仲間がいるんだって事を忘れないで。
ふらっとあっち見てぇなと思ったらいってみろよ。」

これは本当に1人でいてよかった。
いや、1人ではなかった。
会場にいた全員が仲間だったし、同じ一つの個体だった。
仲間なら号泣してても引かないよね、
と隅っこでこっそり泣きながらも、決意固めた瞬間。



これらはほんの一部で、
まだまだ個人的名場面は山程ありますが、
ロックの日も終わりかけているのでこの辺で。

バンドマンありがとう。
あなた達のおかげで、
音に、言葉に、救われて、
こうして今日も頑張れている人間がいます。
ちっぽけですが、末長く応援させて頂きます。
Rock ’n’ Roll!

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