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約185年もの歴史?!プロレスの生まれを知る

こんにちは!プロレスマニアです!

今回のテーマは「約185年もの歴史?!プロレスの生まれを知る」ということで、プロレスの起源や歴史について紹介します。読者の皆様が今よりもっとプロレスに興味を持つきっかけになりますように!!

はじめに

名前の由来


プロレスの正式名称は、プロフェッショナルレスリング。実はプロレスは和製英語です。
これに対してオリンピック種目にもなっている一般のレスリングはアマチュアレスリングと呼ばれます。

プロレスの発祥

プロフェッショナルレスリングはアマチュアレスリングから発展したものと思われがち。
しかし、実際には違います。
実はグレコローマンやフリースタイルといった現代のアマチュアレスリングよりも先にプロフェッショナルレスリングが誕生しました。

プロレスの歴史

①プロレスの起源
(紀元前4000年~400年)


レスリングの始まりは、紀元前4000年頃のメソポタミア文明が存在した時代。古代文字であるくさび形文字で書かれた物語が発見されたそうです。

ベニ・ハッサン村で描かれた400組のレスラー

また、紀元前400年の古代エジプトにもレスリングに関する歴史的証拠が存在しており、ベニ・ハッサン村という地域の墓では400組のレスラーが描かれた絵が発見されています。これらの壁画や複数の証拠により、古代エジプトでは既にレスリングの団体やルール、審判が存在していたとされています。

「科学と神の芸術」とされていたレスリング。ルールは今のフリースタイルに近く、はるかに危険な格闘技でした。しかしその後レスリングは衰退。

②ルネッサンス期~1840年代

当時のプロフェッショナルレスリングの写真


ルネッサンス期になるとレスリングは社会的地位のある者のみの競技となりました。城や宮殿で行われ多くの有名な画家や作家がレスリングを奨励しました。そのような状況の中、1830年代のフランスでは、社会的地位の高くないレスラーが集まり、国内を旅して技を披露するように。やがて彼らはサーカス団と合流して興行を行うようになっていきました。

1848年にフランスのジャン・エクボラ氏が中心となり、レスラーだけの集団でショーを開始。これがプロフェッショナルレスリングの始まりとされています。

同時に、彼らはレスリングを近代的なスポーツとするために安全面を考慮しました。「腰から下は掴んではいけない」というルールです。
これが今も使用されているグレコローマンスタイルの原型となります。後に、このプロフェッショナルレスリングを真似てスポーツとして行ったのがアマチュアレスリングだそうです。

④アメリカでの変化 (1900年代)

1904年にアメリカのセント・ルイス大会で初めてフリースタイルレスリングが紹介されました。アメリカ人レスラーの間で議論され1908年の第4回ロンドンオリンピックでは、ようやく両方のスタイルが正式に採用されました。ですが、1912年のストックホルムオリンピックで再びフリースタイルが除外されてしまいました。その代わりに採用されたのがグリマレスリング(アイスランド・レスリング)です。

これ以降、レスリングは国際連盟の努力もあり各国に浸透していきました。その中でもグレコ・ローマンスタイルは北ヨーロッパ勢が常に上位を独占し、フリースタイルはイギリスとアメリカが支配していました。

1908年のアムステルダム大会ではエジプトのイブラハム・ムスタファがアフリカ勢として、1952年のヘルシンキ大会では日本の石井庄八がアジア勢として初めてオリンピックで金メダルを獲得しています。

そして、第一回近代オリンピックアテネ大会でレスリングが紹介されてから100年余り、世界のレスリングは新しい時代に入り、2004年のアテネオリンピックからは女子レスリングが正式種目として採用されました。

あとがき

いかがだったでしょうか。今回はプロレスの起源、歴史について紹介しました。自分の好きなことを深掘ってみると面白いですよね。次回もお楽しみに!


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