横山メディア

その人が考えることのすべては「その人」と言うタグで括られるコンテンツであり、コンテンツ…

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その人が考えることのすべては「その人」と言うタグで括られるコンテンツであり、コンテンツをまとめたものをメディアと呼ぶとするならば、人とは最小単位のメディアなのではないでしょうか。メディアに自身の名を冠し、自身が書き、自身に一番刺さる、純粋なオウンドメディアを作ろうと思っています。

最近の記事

大豆田とわ子とamazonのデフォルト

amazon prime videoを利用して「大豆田とわ子と三人の元夫」を見ている。 3年前のドラマであり、今さら内容について熱く語ってもリアタイ勢が鼻じらむこと請け合いなのでやめておく。 ただ一点だけ、周回遅れのサブスク勢ならではの煩悶を記したくnoteを開いた。 このドラマってエンドロールが素晴らしく凝っている。 稀代のトラックメーカーSTATSにより招聘された5人の人気ラッパー(KID FRESINO、BIM、ゆるふわギャングのNENE、Daichi Yama

    • どんでん返し系 J POP 3選

      小説、特に推理小説の世界においては、もはや一ジャンルとして確立した感すらある「どんでん返し」作品。 帯の「最後の1行であなたは必ず騙される」「仕掛けはタイトルから始まっている」みたいな惹句に、心ときめく人もいれば、「先言わんといてよー」と嘆く人もいることでしょう。僕はどちらかと言えば前者。どんでん返しとわかっていようといまいと、たいてい騙されるから。 最近では、どんでん返し作品のみをまとめた短編集なども続々発刊されています。が、実際それらを読んでみると、よほど優れた書き手

      • 千日前線

        日頃見慣れた言葉でも、フォーマットや文脈から離れたところに置かれると、初めて出会った言葉のように感じることがある。言葉のジャメビュとでも言おうか。 頂戴したメールの署名欄(住所表記)が「千日前線 ○○駅 徒歩〇分」と始まっていた。まず「〒000-0000」や「大阪市〇〇」と来るのが一般的なパターンだから、絶妙な感じで虚を突かれた。 なので、つい「せんにちぜんせん」と読んでしまった。 焦土と化した大阪市中心部。長期化する争い、届かぬ物資、ジリジリと後退を余儀なくされる兵士

        • アリ

          モハメド・アリを初めて知ったのは、小学生の時に読み耽っていたドラえもんだった。ただ、シンプルに「知った」だけで理解は覚束なかった。 僕がそれを読んだ当時、すでにモハメド・アリは引退しており(してたはず)、ボクシングファンでもなんでもない、山を切り開いた造成地の一区画でひまを持て余していた小学生には、知るべくもない言葉だった。 モハメド・アリの名は「無敵コンチュー丹」というエピソードに出てきた。一粒飲めばさまざまな虫たちが持つ特殊能力を手に入れられる、という丸薬のお話で、こ

        大豆田とわ子とamazonのデフォルト