荷物検査|コロンビア
※画像はAIによる生成のため、実際の人物や記事内容とは関係ありません。
飛行機に乗ったことのある人であれば
誰でも経験しているはずだけど、
搭乗前には必ず荷物検査がある。
厳しく検査する国や地域では、
同じ空港内でも複数回の検査があったり、
空港以外の街中であっても
大きなホテルや商業ビルへの入口等で
荷物検査が必要となる場合もある。
ところがコロンビアでは
少し事情が違った。
現地に到着した日、
初めて訪問する事務所のあるビルへ行ったところ、
様々な会社の事務所が入っている複合ビルだった。
入口の方に到着すると、
荷物検査の設備があったため、
ここのビルでは荷物検査が必要なのだと思った。
それでそこに進もうとしたところ、
係員からそこではないと案内され、
検査設備のない通路から通された。
スペイン語しか話せない係員だったし、
私もスペイン語が得意なわけでもないので、
理由等は質問することもできなかった。
日本人だから特別扱いしてもらったのか、
または検査設備が故障しているのか、
などと勝手な想像をしながらも、
ありがたく検査なしで通ったよ。
それから同じビル内の事務所へ行って1日の仕事が終わり、
ホテルへ戻るためにそのビルを出ようとしたところ、
出社時の経験から検査設備のない通路を通ろうとしたものの、
今度は係員から検査設備のある通路を進むように案内された。
あれっと思ったけど、
そこでようやく気がついた。
そこでは外部から入ってくる人よりも、
内部の人間が何かを持ち出しているのではないかと疑われており、
このため外来者ではなくて、
内部の関係者が外に出る場合に荷物検査が必要だったのだ。
様々な国や地域での経験から、
てっきり外来者に対して疑問を持たれるのが
普通だと思いこんでいたけど、
そこでは逆だったということに初めて気がついた。
国や地域が違えば、
やはり発想も違うのだと、
強く印象に残った出来事だったよ。
以上
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