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TEMA3: スカウティングと分析③

報告書
(Informe escrito)

コンセプト
取り組んでいるテーマや、場面ごとの状況に応じた調査結果を反映した資料のことを「レポート」と呼びます。

情報の配信は様々な方法で行われます。
まずは監督やコーチ(Cuerpo tecnico)とのミーティング、次に選手達と。
ミーティングの際にはレポート紙、オーディオビジュアル、映像のみといったような方法で伝えることができます。

コーチングスタッフとのミーティングでは事前に分析したもの全て示し相手の様子を特徴付けます。

ミーティングでは、試合を通して作られる様々な状況から見える相手の行動パターンをコーチングスタッフと共に評価し、相手の長所と弱点を分析します。

これらのことは私たちが事前に理解し監督の了承を得た上で後から渡せるように報告書を作成し説明することができます。

目的のための明確な行動様式を実現するためにはまず初めにはっきりとして目的を持つ必要があります。(監督によって示された。)

クラブのスポーツ部門における報告書の種類

A. 個人レポート
A1.- 自チームの選手(進捗管理)
A2.- 未知の相手チームの選手(探知)

B. チームレポート
B.1- 追跡しているチーム
B.2- 次節の対戦相手
B3.- 未知の相手
B4.- 自分のチーム

フェーズ1
情報の取得と保存

A.- 事前計画
体系的かつ構造的な方法で事前に情報取集を行う。
B.- 重要性と妥当性
編集ツールを使った「専門家の目」による情報の編集。
C.- 客観性
分析者の個人的な関心、嗜好や気分によって偏った情報でないこと。

フェーズ2
レポート作成と管理

A.- 管理性
後々のアドバイスや発表をやりやすくするために得た情報を再整理すること。
直感的なフォーマットや概略図、グラフを使用することが重要です。

レポートの種類

A.- 文章
B.- 文章+グラフ
C.- 文章+グラフ+映像

レポートの基本構造

1.- 概要
- 分析したチームの順位、最近の戦績。
- 選手とコーチングスタッフのプロフィール。

2.- 説明
集団(チーム)としての特徴
- システム(攻撃時/守備時)
- セットプレー(攻撃時/守備時)
個人として(選手)としての特徴
- 各選手の特徴

3.- 処方
- 相手の長所を最小化させるための所見。
- 相手の弱点を最大化させるための所見。

4.- 映像
短いイメージ映像
- システム(攻撃時/守備時)
- セットプレー(攻撃時/守備時)

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