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TEMA5: El ARBITRO -審判の権威-

審判には偏見を持たず、彼らがどのような人なのかを知りたいという気持ちを持って近付かないといけません。
そして審判という仕事の複雑さを自分の選手にわからせる指導者ほど良い指導者はいないと言えます。

若い選手たちは審判という人物やその役割が、試合の展開においての議論の的になるものではないということを理解しないといけません。

なので子供達には初めてサッカーの世界に足を踏み入れた時から、このスポーツを成立させるための審判の必要性とそのことへの感謝について伝えることが不可欠です。

若い選手は審判に怒りをぶつけることが多く、これは私たちが修正し未然に防ぐことが必要です。
監督を尊敬するように教えることと同じように審判へのリスペクトも教えなければなりません。

彼らはサッカーは始めた瞬間から審判の仕事の難しさを重んじる必要があります。

審判の仕事がいかに難しいかを伝えるためのビデオを作成し選手に示すこともできます。

良い監督になるためには良きチームマネジャーでなければなりません。
審判の判定を尊重することを教えます。

審判の権限

・各試合は試合でのルールに則るための全権を持つ指名された審判によってコントロールされます。

権限と義務

・ゲームのルールを強制します。
・線審と第4審判と協力して試合をコントロールします。
・ボールがルール2の条件を遵守していることを確認します。
・選手のユニフォームがルール4の条件を遵守していることを確認します。
・試合時間を計り、起こったことを記録します。
・試合のルールが侵害された場合、適切と判断した場合は試合を中止、中断、終了する。
・いかなる形であれ外部からの侵入があった場合、試合を中止、中断、終了する。
・選手が重傷を負った時は試合を中断し、ピッチの外に運び出す手配をします。負傷した選手は試合再開後にピッチに戻ることができる。
・選手の怪我が軽症だと判断した場合、アウトオブプレーになるまで試合を継続できる。
・出血している選手がピッチの外に出ることを保証する。傷口からの出血が止まっていることが確認された選手は審判の合図があった時のみピッチに戻ることができる。
・ファールを犯したチームがそのことにより利益を得る場合は試合を継続することができ、期待されたアドバンテージが起こらなかった場合は最初に起こったファールに対して処罰しないといけない。
・1人の選手が同時に1つ以上のファールを犯した場合より重いそれを処罰する。
・警告や退場に値するファールを行った選手に対して処分を行う。すぐにその措置をする必要はないが試合が止まったらすぐに行わないといけない。
・正しい振る舞いを行わなかったクラブのスタッフに対して判定を下す。必要であればグランドの外に追放できる。
・確認することができなかった出来事についてはアシスタントレフリーの助言に従って行動する。
・許可されてない人間をピッチ内に入れてはいけない。
・中断の後に試合を再開する。
・試合のレポートを協会に提出する。選手やスタッフに対して取った懲戒処分や試合中及び試合後に起こった事件について記載する。

レフェリーのジャッジ

・試合に関係することについての審判の決定は最終的なものである。
・レフェリーはその決定が不正確であることに気がついた場合やアシスタントレフェリーの指示に従って必要と判断した場合に限りその決定を変更することができる。ただしプレーを再開していない、または試合が終了していない場合に限る。

アシスタントレフェリー

・アシスタントレフェリーも同様にルールに則って主審をサポートする。特に9.15mを離れることを守らせるためにピッチ内に入ることができる。
・アシスタントレフェリーのよる不適切な介入や不正行為があった場合、主審は業務を終了し、当局に報告しなければならない。

アシスタントレフェリーの職務

主審の決定に基づき、以下の様な指示任務を持つ2名のアシスタントレフェリーは任命されます。

・ボールが完全にタッチラインを割った時。
・コーナーキック、ゴールキック、スローインを受ける権利があるのはどのチームか。
・オフサイドの位置にいることを理由にファウルを受けるべき時。
・交代を依頼された時。
・主審の見えないところでファウルや事件が起こった時。
・ファウルが主審より副審の近くで起こった時。
・ペナルティキックの際にボールが蹴られる前にゴールキーパーが前に出て、ボールが蹴られた場合。 ボールがラインを越えた時。


【まとめ】

こういったことは少なくとも僕は教えてもらうことはなかったし、選手時代はただ単に「審判に文句を言うな!」と怒られただけでした。
審判の権威や難しさをきちんと伝えられたり選手に納得させたりすることは結果的に指導者やダイレクター自身が選手やその保護者からリスペクトを得ることになると思います。


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