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TEMA3: スカウティングと分析②

ビデオ撮影
(Grabacion)

試合をビデオカメラで撮影する時には細かなプレーを見逃さないために覚えておくべき2つのことがあります。

一つめはプランニング。何を探すのかはっきりさせること、何を撮影するのか、後に自分たちが分析を行うために記録しなければいけない現象は何なのかをわかっている必要があります。
二つめに目を開いておくこと。事前の計画は非常に有用で必要ですが、時として現実はその計画を超えたり矛盾が起きたりするものでそれに対するリアクションを知っている必要があります。
事前の計画によって他の興味深い現象を見逃してはいけません。
明確なアイデアとオープンマインドが欠かせません。

分析内容
(Que Analizar)

攻撃アクション(Accion ofensivas)
一般的には、以下のような項目を分析し、これらは全て相手の攻撃における知識を示すことができます。

・ビルドアップの仕組み / Mecanizmo de salida debalon
ショートパスやロングボール、誰が受け、どちらのサイドがより多く使われるか 
・誰が中盤でゲームメイクをしているか / Quien dirige el juego en el centro del campo
・誰がロングボールを蹴るか、誰に向かってか / Quien desplaza en largo y a quien
・カウンターアタック / si usan contraataques
・プレーリズム/ El ritmo del juego
・ゲームのコントロール / si ejercen el control del juego
・サイドチェンジの方法 / si realizen cambios de orientacion
・プレースピード / la velocidad en el juego
・前進の方法 / Que progresion en el juego tienen

守備アクション(Accion defensivas)
逆に、守備では以下のような情報を探します。

・ビルドアップに対してどこからプレッシャーをかけてくるか
・守備の退却方法
・守備時のシステム配置
・マークと警戒のタイプ
・守備の強度
・ウィングやマークとの1対1を誘発した際の着実なカバーリングがあるかどうか
・スライドの方法
・オフサイドを仕掛ける位置

セットプレー(Acciones a balon parado)
ここでは様々なセットプレーを蹴ることができるキッカーとそのサインに注意する必要があります。

・キッカーの特徴(右利き or 左利き、シーズンを通した統計)
・ボールがないところで起こることへの注意
・ファウルの位置(ゴールから近い、遠い、右サイド、左サイド)
・スローイン(ロングスロー)
・フェイクやブロックがどこから、誰に対して行われるか。
・コーナーキックの際のスターターは誰か。
・キッカーの利き足(ゴールに向かうボールを蹴るか、離れていくボールを蹴るか)
・誰に向かって蹴るか、ブロックはあるか。

一方、攻撃時に関しては以下のことを準備する必要があります。

・相手が前線に残している人数
・相手のマークの種類(ゾーンかマンマークか、両方か)
・ポストに立つの誰か
・相手DFもしくはGKがボールを取った時に起こす相手のアクション

個人技術/戦術 (Individual tecnico/tactico de un jugador)
個人の分析をしようとする場合、相手の選手それぞれの長所と短所をより全体的な視点でみることができますが、以下のような点については特に注意して言及します。

・コンディションのキャパシティ
・形態学的能力(先生への質問回答待ち)
・コーディネーション能力
・認知能力
・プレービジョン
・ポジション別の技術/戦術コンセプトを習得しているかどうか

もしその選手がチームとして契約するに値する場合、このような評価点は進言する材料になります。

重要なのはポリバレント性、様々なプレー局面や異なるシステムに対する適応力についても言及することです。


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