音楽を好きな人たちの笑顔

初めて行ったコンサートは1995年大学一年の時
海の中道でのMr.Childrenのコンサートだった。
何よりもその人の多さが衝撃的だった。

信号もコンビニもない田舎育ちの私にとって
それまで音楽とは、テレビ、ラジオ、カセット
CDなどで、ただ音源を聞くものだったので
初めてのコンサートは本当に心から感動した。

恋人か、または恋人っぽい人と来てる人たち
沢山の友達と来てる人たち
友達と二人で来てる人たち
家族で来てる人たち
一人で来てる人

行き交う人たちはみんな幸せそうな笑顔で
それをキョロキョロ見ながら、世の中には
こんなにも多くの人たちがコンサートや音楽を
楽しんでいるのか、音楽すごい、と感動してた。

音楽すごい、コンサートすごい、ミスチルすごい

と一日中言ってたことを今も鮮明に覚えている。

とにかく、私は、ただただ
そこに来てる人たちの笑顔に圧倒されていた。

でも世の中で悩みがない人間なんて多分いない。
すべてうまくいってる人間も多分一人もいない。

人の前では気丈に振る舞っている人たちでさえ
きっと、不安、悲しみ、寂しさ、後悔、諦め、
劣等感、などの感情に毎日襲われてばかりだ。

全員が全員ではないけど、、

ただ、一人ではどうにもこうにもいかない時や
何かに支えてもらいたい時、何かを頼りたい時、
あ、勿論、何か楽しいことを探してる時でも、
人よりも少しだけ音楽が好きだなぁと思う人は
一度ライブなどに行ってみることを勧めます。

自分が好きなものに包まれている時間だけは
自分自身を肯定してあげてる気持ちになります。

実際にライブハウスにいる人たちはみんな
とても弱くて、とても優しい人たちばかり。

音楽を好きな人たちはみんなそうだと思う。

Arakezuri　だめでもともと