通常面接①:1問1答はNG!話を広げて会話巧者に

今回は通常面接面接についてお伝えしたいと思います。コンサルファームの一部は経歴書と通常(ビヘイビアともいう)面接だけの場合がありますから、前回と今回で応募・内定もできる可能性があります。

まず、転職者の方がいらっしゃる時に、1つの質問に対して1回答で返す方が非常に多いです。面接指導された時に、「面接官の回答に対して、極力シンプルに!」と刷り込まれている方が非常に多いです。
ですが、これって本当に正しいのでしょうか?

例えば、面接官とのやりとりで、実際にあった例をあげます。

面接官:音楽はいつから始められたのですか?
転職者:高校からです。
面接官:・・・、きっかけは?

分かりますか?ついつい「えぇぇぇぇぇ」と身を乗り出したくなりませんか?
せっかく会話を広げて緊張感を和らげてくれようとしているのに、高校というシンプルな返しをしたせいで、・・・の間で考えさせてるんですよ。
面接官の立場になれば分かると思いますが、この・・・という”間”が本当にストレスです。「なんでこっちが広げようとしているのに、相手はこんな返しにくい返しをしてくるんだ。」と思ってしまう訳です。
そうすると、話が広がらない=コミュニケーションが取れないというネガティブな印象が付いてしまいます。

こういう会話では、
というのも…両親が昔から音楽をやっており、興味がありましたのでずっとやってみたいと思っていました。実際やってみると、個人競技だと思っていたのですが、周囲と調和して1つの演奏を完成させるので、チームワークが重要で、チームでの仕事を重視する価値観はここから醸成されたと思っています。

これであればどうですか?
面接官はここから、両親の話を深堀りするもよし、チームワークで難しかったことを深堀りするもよし、考えるストレスがなくなります。
これピンと来ない方は知らず知らずのうちに独りよがりなコミュニケーションになっているかもしれません。面接だけでなく、普段の仕事、恋愛、友人との付き合いなど、色んなシーンで弊害が出るので注意してください。

弊社と面接練習をする際には、大きく3つ方法があります。
①想定質問に対するスクリプトを作る
②模擬面接をする
③実際の面接を録音し、振り返る

③で実際に確認し、会話の広がりが不十分な場合、どんどん指摘します。
ご自身はどのような会話方法を取っているか、一度振り返ってみてはいかがでしょうか?


もう一個例をあげます。

面接官:社内で色々と改革を試みたが、中々進まないとのことですが、原因は何だと思いますか?
転職者:社内の特にベテラン層から反発を招くためだと考えられます。

これ、一見して無難な回答に思うかもしれません。しかし、私の中では20点回答です。

なぜか。ベテラン層の反発が改革が進まない原因の全てとは到底思えないのです。他にもありそうですよね?また、他の中でそれがなぜ1番の要因なのかの説明もありません。

そうすると、思い付きで回答しているように見えてしまうのです。よくいう「Just Idea!」というやつですね。

このように、1問1答で返すと、非常に危険です。これを解消するために、軸というのが重要になってきます。
話せば長くなるので、これは次回書くことにします。

ここまで読んで、「やばい…!」と思った方は、いつでもご相談ください。
https://grandia-career.com/contact.html


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